禁じられた夜の詩 [BL小説 いとう由貴]
いとう由貴 著。
受(シャヒル):奴隷
攻(サディード):ナスジェディール王国の王
攻(アディーブ):王の異母弟
幼き頃、殺されそうになったところをアディーブに助けられたことを忘れられないシャヒルは、奴隷となり宮殿で働くうちに、幽閉されたアディーブの世話をすることになった。ずっと憧れていた存在でもあったアディーブの世話をできることに喜びを感じていたシャヒルだったが、しかしアディーブは異母兄であるサディードにある思いを抱いていた。そのことに巻き込まれていくシャヒルは……。
三角関係でも一方通行の三角。
遂げられず歪む心と、素直さを求める心と、一身に慕う健気な心。
それぞれの想いは一方通行でしかなく、
ぐるぐると廻るがどうあっても行き詰るしかない。
それがどう転んでいくのか。
三人の立場も上手く活かされていて、最後の到達点まで面白く読んだ。
アラブの世界観も雰囲気を楽しむ感じ。
おとぎ話的要素が高まってイイ。
エチもかなり倒錯的で良かった。
イラストも雰囲気に合ってた。
満足(・∀・)ノ
淫花~背徳の花嫁~ [BL小説 いとう由貴]
いとう由貴 著。
受(向井俊也):大学生
攻(ラジーブ・シュリーヴァースタヴ):マハラジャの王子
攻(ダヤラム・ワーディヤー):政界の名門
攻(マハヴィル・パテール):財閥御曹司
初めての海外旅行でインドを訪れた俊也は突然、謎の宗教集団に囚われてしまう。何百年に一度の神子として三人の男に抱かれなければならなくなった俊也は……。
儀式として無理矢理、しかも三人も相手しなくちゃならなくなっちゃう主人公乙!
攻め三人の、性格と役割がきっちり書き分けられてて、
それにそって話し方も変わるから三人一緒に喋ってても誰が話してるのか
わかる書き方は上手かったし面白かった。
しかし……ずっとやってて……
お腹いっぱいw
たとえ偽りの運命であっても [BL小説 いとう由貴]
いとう由貴 著。
受(アレクサンダー・ヴィクター・ステイプルトン):貴族子弟
攻(レナード・オールディントン):ラングストン伯爵
夏季休暇に入り寮から帰省したアレクだが、出来損ないの自分への家族の冷たい仕打ちはアレクの予想以上だった。瑞樹という友達が出来たことも否定され、失意のアレクはただ一人自分を優しく受け入れてくれる従兄弟のレナードのところへ行く。幼い頃から優しいレナードの、恋人としての愛情も受け入れたアレクだが……。
『たとえ~』シリーズのスピンオフ。
瑞樹と同室のアレクの話。
アレクも瑞樹同様、学校ではいじめられ、家族にも疎外され、の不遇な子。
その描写が続いたあとに、ただ一人、アレクを大事にそして優しく愛してくれるレナード登場。
これといって大きな事件はない。
それだけにこの話の一番のキーポイントは【攻めの病んでる執着】なのに、
その病んでる部分が文章で表現できてない。。。
最後に文字で説明するんじゃなくて、行動で匂わせてくれないと面白さがないよ~。
ただ単に攻めが受け可愛がってるだけのエロ話になってしまってた。
なんでこんなに執着してるのかなあ?とかつい思ってしまうw
攻めが病んでるだってこっちに一番伝わってきたのは門地さんの最後のイラスト。
あれは凄い。あの1枚に助けられてる。……それは駄目じゃん笑
月に濡れる蜜約 [BL小説 いとう由貴]
いとう由貴 著。
受(アレクシス・藍):巫女
攻(ジェイル・真):アレクシスの世話役
出生時に取り違えられたとある日突然香港へ連れられ名を改めさせられたアレクシスは、以来巫女として屋敷に閉じ込められる日々を送っていた。情をうつさないないように世話役を何度も取り替えられていたが、ジェイルは今までの世話役とは違っていた。そして突然一緒に逃げようとと持ちかけられ付いていったアレクシスだったが……。
出生のいざこざから拗れる二人の関係(・∀・)イイ!!
すっかり信用して身体まで委ねてとろとろっになったのに
裏切られちゃうわ底辺まで堕とされちゃうわ、そんな受けちゃん(゚д゚)ウマー
ドロドロ展開いいねーて読んでたのに、最後の大団円が大団円すぎてwwwwwwwww
オイッ(゚д゚)ノシ
拍子抜けした(笑)
続きがあるとか。これか。
天涯の果て [BL小説 いとう由貴]
いとう由貴 著。
受(千歳):宮廷絵師
攻(趙浚祥):燕王配下
故郷である日本を出て明にやってきた千歳は皇帝の信任厚い絵師となった。皇帝の依頼に下絵となる人物をさがしていた千歳は、まさに理想にぴったりな浚祥と出会う。それは千歳のすべてを変えていく運命の出会いだった……。
明で絵を学ぶ決心をし逃れるようにして日本を出た千歳は常に孤独。
そんな千歳の前に現れた浚祥に、千歳は愛することを知り孤独を忘れ何もかも捧げる……
んだけど。
浚祥は千歳を利用するために近づいていて、
千歳は自ら発したある一言で敬愛している皇帝を窮地にたたせてしまう。
道具だと言われ利用されたと知った千歳は絶望する。
また浚祥も千歳を生き残らせるために自分を憎むように仕掛け……
(;゜∀゜)・∵.∵.
あああああ!
この受けと攻めの関係いいよおおおお!
互いに惹かれあってるのに敵同士みたいな関係になって裏切られて憎まれて……
胸が痛い!!!ぎゅって痛い!!!
この痛くなる感じ、いいわあああああ(≧д≦)ノシ バンバンバンバンバンッ!!!!
明代だけど架空設定だよな~て読んでたら祖父ちゃんが朱元璋云々って(゚∀゚)ヘッ?
調べたら史実をベースにしてた(゚∀゚)オオ!
建文帝の儚いくらいな弱さも、彼を逃がそうとする千歳の一生懸命さもなかなか説得力ある。
燕王と建文帝との間に流れる不思議な空気もまたイイ。
史実を上手くBLファンタジーに消化してた。その辺りもすごく良かったー!
残念なのは視点の入れ替わりの激しい文章構成。
ひどいときは2行くらいで替わるw あれ、勿体無かったなあ……。
面白くて寝る間を惜しんで読みきってしまった。
これすごく好きだー。満足(・∀・)ノ
背徳と愛のはざまで [BL小説 いとう由貴]
いとう由貴 著。
受(永原智紀):大学生
攻(アレクサンデル・リンツェフ):ロシア人。愛称サーシャ
平凡な大学生活を送っていた智紀はある日正体不明の男に襲われる。さらに誘拐されそうになった智紀を助けたのは智紀を襲ったサーシャだった。ロマノフの隠し財宝をめぐり渦中に巻き込まれてしまった智紀は……。
ロマノフ絡む展開そのものより、身体から始まる陵辱展開が
いくらBLでありがちとはいえそれはwwwと苦笑してしまうような強引ぶり。
しょっぱなからそれだから、最初からどん引きしてしまって話に入り込めなかったよね(・∀・)
ぬーーー。
危険な目にあっていくうち次第に……(つり橋効果)な展開の方が良かったんではないかなあ。
あと膨大な遺産手に入れて、そんでどうすんの?
て最後おもーた。。。
真夜中の蜜約 [BL小説 いとう由貴]
いとう由貴 著。
受(倉田優樹):高校生
攻(深見秀隆):弁護士
両親を亡くし叔父一家に世話になっていた優樹は叔父の会社の取引のため人身御供に差し出されそうになる。家出同然に飛び出した優樹が出会った深見は見ず知らずにも関わらず優樹を心配し案じてくれた。人の温かさにその夜優樹は涙するが、叔父に連れ戻されてしまう。酷い仕打ちを受ける優樹の前に、従姉の婚約者として現れた深見は再び優樹に助けの手を差し伸べてくるが……。
あ……これは……『たとえこの恋が罪であっても』系(;・∀・)
( ↑ 良ければ感想参照してください)
受けちゃんが相当な虐めを受けます。
攻めじゃなくて第三者に。。。
あ、攻めにもそれなりに……精神的に……(;・∀・)
(;・∀・)(;・∀・)(;・∀・)
話はそれなりに面白かった。
叔父に利用されて酷い目にあって、そこに現れた深見の優しさに触れて愛することを知って……。
でも深見にも実は思惑があって……。
ドロドロしてて読み応えはあるんだけど……
とにかくツライ(;´Д`) 読んでてツライ(;´Д`) 受けちゃん半端なく酷い目にあってツライ(;´Д`)
(´Д⊂ヽ
最後の最後まで酷い目あってて少しも心休まらない。
最後はハッピーエンドになるけど……なんともツライ話だった(´Д⊂ヽ
個人的に思うことだけど、この話にはムク絵は合わなかったな。
持ち味が違う(;・∀・)
そして、裏切りの夜が始まる [BL小説 いとう由貴]
いとう由貴 著。
受(千坂翔):18歳。高校中退
攻(槙野信威):幣原家三男
意識を回復しないままの弟の入院費用を捻出するために、翔は弟になりすまして幣原家に乗り込む。上手く入り込めたものの、翔のお世話係として付けられた信威にはすべて見透かされていた。翔を玩具のように扱う信威の真意は……。
無理矢理エチながらどっか優しい攻めと、初めてなのに淫猥な身体で蕩けてしまう受けイイネ!イイネ!
ある目的を持った二人が、その目的が交わらないながらも、
身体をずぶずぶに交えて関係もずぶずぶに堕ちていくのが良かったー。
題名は最初からそうな感じもし、これからのことでもある気がして…奥深いなぁ!
二人のこれからは読者の想像に委ねられているけど、そのネタは仕込んであったし、
こういう余韻というか後を残す終わり方は結構好きだ。
……自分がやんでることに少しも気づいてない攻めいいわマジいい…!
面白かった。
満足(・∀・)ノ
誘い [BL小説 いとう由貴]
いとう由貴 著。
受(笹森有也):大学院生
攻(笹森洸貴):大学生
義弟の洸貴と一緒に暮らすことになった有也だが、義弟への想いをずっと秘めてきただけに辛い同居だった。そんな時酔った有也は洸貴に介抱されキスされる。酒に弱いと嘘をつき、それから洸貴を誘うように酔うふりをし続けた有也だったが……。
血の繋がらない弟×兄。
お互い好きだけど言い出せない関係に亀裂が入る原因が
「ちょっと飲んだだけで酔いつぶれちゃう」
て嘘なんだけど、それを真に受けた弟が兄にいたずらをして……
兄の誘いっぷりに悶えた…!
その誘いは意識的なのか、はたまた無意識なのか。
その後、有也は「やっぱり兄弟でこんなこといけない……!」と激しく抵抗し始めるんだが、
それさえも……ある意味誘いだよ…!
障害作って弟燃えさせてどうするよ兄よ…!
なかなか面白かった( ^ω^ )
小冊子読んだんだけど……まさかの【つづく】展開!
負担金ありの豪華小冊子に続くんだろうけど、あんまり見ない展開でビックリしたw
淫らな秘め事 [BL小説 いとう由貴]
いとう由貴 著。
受(高木佳宏):出版社営業
攻(伊沢智明):バーテンダー
受(久世直紀):製薬会社研究職
攻(伊沢眞司):製薬会社重役
恋人である智明と上手くいっていると信じていた佳宏だったが、ある日智明が男とホテルに入るのを目撃してしまう。混乱し傷心する佳宏を慰めてくれたのは、智明の兄である眞司だった。酔った勢いで眞司と一夜を共にしてしまった佳宏に、二人に関わってはいけないと言ってきたのは智明と一緒にいた直紀だった。直紀の身勝手な言い分に反発した佳宏は眞司の誘いを受けるが……。
すごいよー、これ(笑)
話の進み方は『秘蜜』と似てるけど(受け最初イヤイヤ→転じて○○)、
登場人物が一人増え、さらにテーマが 乱 交 なので……
えろっ!
めっちゃ
( ゜Д゜)< エーローいーーーーーーーーーー!!!!!
(≧∀≦)ノシ バンバンバンバンバンバンバンッッ
4ぴーはスワッ○ングれす。
さ……さらに!
受 × 受 (≧∀≦)ノシ バンバンバンバンバンバンバンッッ
今まで受けたことしかない童貞ちゃんな佳宏は直紀相手にいたしたものの上手くできない。
そこで智明が手助けをしてくれるのですが。
どう手助けするかっつーと。。。
つづきはぜひ御本をお読みください( ・∀・)ノ・゜・・゜・
もうこんな入り乱れてていいのかwww いいか\(^o^)/
はぁ……。
兄の眞司が黒くってねちっこくて最高(≧∀≦)b
直紀との相性最高www
受×受も良かったわー(笑)
面白かった!超満足(・∀・)ノ