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天涯の果て [BL小説 いとう由貴]


天涯の果て (SHYノベルス163)

天涯の果て (SHYノベルス163)

  • 作者: いとう 由貴
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2006/10/27
  • メディア: 新書


いとう由貴 著。

受(千歳):宮廷絵師
攻(趙浚祥):燕王配下

故郷である日本を出て明にやってきた千歳は皇帝の信任厚い絵師となった。皇帝の依頼に下絵となる人物をさがしていた千歳は、まさに理想にぴったりな浚祥と出会う。それは千歳のすべてを変えていく運命の出会いだった……。


明で絵を学ぶ決心をし逃れるようにして日本を出た千歳は常に孤独。
そんな千歳の前に現れた浚祥に、千歳は愛することを知り孤独を忘れ何もかも捧げる……

んだけど。

浚祥は千歳を利用するために近づいていて、
千歳は自ら発したある一言で敬愛している皇帝を窮地にたたせてしまう。
道具だと言われ利用されたと知った千歳は絶望する。
また浚祥も千歳を生き残らせるために自分を憎むように仕掛け……



(;゜∀゜)・∵.∵.



あああああ!
この受けと攻めの関係いいよおおおお!
互いに惹かれあってるのに敵同士みたいな関係になって裏切られて憎まれて……
胸が痛い!!!ぎゅって痛い!!!
この痛くなる感じ、いいわあああああ(≧д≦)ノシ バンバンバンバンバンッ!!!!



明代だけど架空設定だよな~て読んでたら祖父ちゃんが朱元璋云々って(゚∀゚)ヘッ?
調べたら史実をベースにしてた(゚∀゚)オオ!
建文帝の儚いくらいな弱さも、彼を逃がそうとする千歳の一生懸命さもなかなか説得力ある。
燕王と建文帝との間に流れる不思議な空気もまたイイ。
史実を上手くBLファンタジーに消化してた。その辺りもすごく良かったー!

残念なのは視点の入れ替わりの激しい文章構成。
ひどいときは2行くらいで替わるw あれ、勿体無かったなあ……。


面白くて寝る間を惜しんで読みきってしまった。
これすごく好きだー。満足(・∀・)ノ


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