花嫁と誓いの薔薇 砂楼の花嫁2 [BL小説 遠野春日]
遠野春日 著。
受(秋成・エリス・K・ローウェル):王子妃
攻(イズディハール・ビン・ハマド・アル・ハスィーヴ):シャティーラ第一王子
自らの性を女であるとしイズディハールと正式に婚姻関係を結び妃殿下として暮らす秋成は、イズディハールの深い愛に包まれながらも周囲の跡継ぎを望む声に神経をすり減らした。さらにハミードの婚約者からの執拗な嫌がらせも受けてしまう。イズディハールとの愛は深まるが、そのイズディハールを乗せた飛行機が墜落してしまい……。
『砂楼の花嫁』続編。
女性として嫁いでいる故の悩みとか女性から受ける苛めが女性たる故で、
これはもはやBLかというとかなりBLではないと思う。
両性具有という点でも女性側に力を入れている。
読むときはその辺り要注意。
前作好きじゃないと厳しいかな~と思う展開が満載だったけど
私は好きですw わ~!続編嬉しい!
秋成の中性的な美しさがより女性に近づいている。
でもきりっとした美しさもあって、展開上も悪くなかった。
甘くていい~。
ハミードとの展開も美味しい。
ちょっとしたよろめきもありながらも最終的にはイズディハールとの関係が深まる、
かなり素敵な当て馬だった……美味しい!!
ハミード殿下には素敵な女性が現れるといいな~。
前作よりもかなり特殊BLになってたけど面白かった。
満足(・∀・)ノ
藩王宮の黒太子 [BL小説 遠野春日]
藩王宮(マハラジャ)の黒太子 (ビーボーイスラッシュノベルズ)
- 作者: 遠野 春日
- 出版社/メーカー: リブレ出版
- 発売日: 2011/08/19
- メディア: 単行本
遠野春日 著。
受(仲森恭弥):伯爵家三男
攻(シルダール・シン・ラジェンドラ・バハドゥール):マハラジャ次男、黒太子
旧友の誘いでインドを訪れることになった恭弥は、そこで黒太子と呼ばれるシルダールと出会う。シルダールに魅了されてしまった恭弥は、彼と関係をもってしまう。さらに王宮内で起こっていた皇位継承に関する争いに巻き込まれていって……。
一昔前の、インドが舞台。
攻めと関係するのもあっさりだし、
黒太子と呼ばれる理由や、その後の皇位継承を巡る問題の解決も、
えええ?!てほどあっさりで……あっさり。。。
欲情の極華 [BL小説 遠野春日]
遠野春日 著。
受(真柴亮):消費者金融業社長
攻(海棠利成):秘書
秘書として真柴に忠実に付き従う海棠は次期組長と目されていた元若頭で、当時組長の愛人だった真柴を知る人物でもあった。内部抗争で組を追われ負傷していた海棠を、愛人の任を解かれた真柴が拾ったのだ。社長と秘書として歪んだ関係を結んでいた二人だったが、海棠に組の手が再び伸びそのことに真柴は……。
んーーーーー?
結局、最後、組の問題は解決したのか???
若頭 と 組長の愛人 だった二人が、社長 と 秘書 という立場逆転
というのが狙いなんだろうけど、受けのキャラがいまいち固まってないように感じて
あんまり萌えないこの二人・・・
獅子の系譜 [BL小説 遠野春日]
遠野春日 著。
受(槇村蘇芳):巨大企業グループの跡継ぎ
攻(ヴィクトル・エレニ):個人投資家
槇村帝国と呼ばれる巨大財閥の跡継ぎである蘇芳は世界各国をまわりグループを支えている。ある日、封書でお目にかかりたいと遣してきたヴィクトルは蘇芳に惚れていると告白、以後、蘇芳の滞在するところには必ず現れるようになった。冷たい態度で接しても挫けないヴィクトルに業を煮やした蘇芳は、ある条件を出して……。
ツンツン坊ちゃんを口説いてくる、優しくて包容力ある紳士……。
蘇芳がヴィクトルを試すとこはかぐや姫でありトゥーランドットであり。。。
ツンツン受けがほだされるまでの過程がじっくり書かれていて遠野さんらしく甘い展開だった。
財閥の中でキリキリ働く姿や、厳しすぎる父親など、蘇芳が孤独だという描写上手い。
そういう中で唯一心許せる相手が従兄弟であり秘書である葵で、
そこにヴィクトルが現れて……微妙な三角関係も勃発していたりして……
そして実際問題、ヴィクトルて何者なんだっていう、
実は超謎人物……
そーこーかーらーのー!
急展開、さてどうなる…という流れはなかなか面白かった。
ていうか。。。
これ、続きモノなんだけど、続きいるのかな?
2冊にするほどの内容ではないような(笑)
1冊でまとめちゃった方が良かったんではないかな。
読む前からそんな気がするなんて(・∀・)
さやかな絆 -花信風- [BL小説 遠野春日]
遠野春日 著。
受(久保佳人):黒澤の秘書
攻(黒澤遥):実業家
久々に仕事抜きで過ごす休日、佳人は遥に両親の墓へと連れて行かれる。香西組組長に囲われていた佳人は当時、両親が亡くなったことさえも知らされず、どこに葬られているのかも知らずにいた。やっと墓前に立てた佳人だったが、自殺した両親の死にはまだ隠されていたことがあった。それを知ろうとする佳人だったが……。
情熱シリーズ。
このシリーズは途中で挫折していて……どこまで読んだのだろう。
これも文庫で買ってはいるものの積読。今回出し直しで円陣さんの漫画が収録されるので買ってみた。
そして間読んでないにも関わらず読んだw
えっと。。。
佳人の亡くなった両親の死の真相話なんだけど……
これって1冊の本にして出すほどの話なの(・∀・)?
死の真相といっても新たな事実が出てくるわけでもない。
佳人は状況が状況だっただけに「自殺」ということ以外何も知らなかったわけだけど
だからって今の二人に関わってくる事件になるのかというとそうでもないし……
(・∀・)・・・・・・
お目当ての漫画は雑誌に掲載されたものなのですね。知らなかった。
これは良かった(・∀・)ノ
降るような花 [BL小説 遠野春日]
遠野春日 著。
攻(日置奎一):大学生
受(高藤祐介):作家
いつもコンビニに買い物に来る高藤に惹かれていた奎一は、ある日ひどく泥酔している高藤を介抱しているうちに関係をもってしまう。だが酔った上でのことと忘れてくれと言われ落ち込んでいることろに、高藤とつきあっているらしい男が現れ……。
前男との関係に疲れきった年上受けをわんこ年下攻めが癒していく、
表紙からしてもほんわかな話だと思うんだけど。
実際そうなんだけど、攻めが突然遠野さんお得意な傲慢攻め台詞を吐くので違和感ありまくり……。
もう一つ、消費者金融業社長×コンビニ店長の話があって、
こちらは傲慢攻めなんだがイマイチ傲慢さに精彩がない……
かつ、コンビニで起こる揉め事にも関係性ないし、つかあの騒動なんだったん……
違和感だけが残った。。。
管制塔の貴公子 [BL小説 遠野春日]
遠野春日 著。
受(周防尚通):管制官
攻(松嶋祥司):パイロット
美形で美声の管制官という噂がたつほどの尚通だったが、同性にしか興味が持てない尚通に強引に口説いてくる松嶋が現れて……。
『華麗なるフライト』のスピン作。けれどこれだけでも十分読める。
パイロット×フリーライターとパイロット×管制官の2カプの話。
はああああどちらも甘くてよいわあジタンバタン!
表題作の方は、遠野さんの攻めにしては軽快なナンパっぷりで、
ツンな受けに冷静な対応をしつつも
こいつ受けに惚れてるなあ( ^ω^ )
て滲み出ててジタンバタンしたよ!!!
もういっこのパイロット×フリーライターも甘くて良かった。
麻々原さんの挿絵ほんとピッタリ。
気分盛り上がる!満足(・∀・)ノ
華麗なるフライト [BL小説 遠野春日]
遠野春日 著。
攻(添嶋和臣):松菱重工航空事業部一般航空機部部長
受(瑞原朔也):ロイヤル航空副操縦士
ふとしたことで知り合った瑞原に添嶋はひと目で心ひかれる。仕事場で偶然再会したことで添嶋は瑞原に誘いをかける。瑞原の人付き合いの苦手さからくる冷たささえ添嶋には魅力であった。拒否していた瑞原も次第に添嶋に気持ちが傾いていき……。
人付き合い下手なツン受けと鷹揚エリート攻め。
攻めのスマートなアタックに受けが少しずつ溶けてデレを見せていく安心の甘い展開だあ( ^ω^ )
展開的には航空モノあるあるだけど、
甘くサラッと肩肘はらず読めるこれはこれでイイ!
麻々原さんのイラストがこのカプの雰囲気をさらに盛り上げていた。
イイカンジ(・∀・)ノ
スピン?も読みたいぞー。
摩天楼で愛を囁いて [BL小説 遠野春日]
遠野春日 著。
受(水無瀬基):ホテルマン
攻(都築智将):事業家
受(ジーン・ローレンス):都築の秘書
攻(西根恭平):フラワーアーティスト
都築が手がけるショッピングセンターのオープンにあわせて日本を訪れた四人。それぞれの仕事に力を注ぎながら、ひとときの甘い時間を過ごし……。
摩天楼シリーズ最終巻。
安定の甘甘ストーリーヽ(゜∀゜)ノ
大好きだこのシリーズ……。 終わっちゃうのかー。
都築&基カプも、西根&ジーンカプもどちらも好きだ。
基本、都築&基の話だったけど、西根ジーンの話も満足するくらいには入っていた。
基かわいいー。ジーンのツンツン姫ぶりは変わらず健在で嬉しい( ^ω^ )
しかし……。
兄だけでなく御両親まで基さんにめろめろーんでワロタw
功さんもちょろちょろ出てきた。恋人の存在がほのめかされていたが……
兄さんには優しげ美人の女性な恋人がいいなぁとかびーえる読みにあるまじき希望を持っゲホゲホ
口絵やカラーペーパーなど豪華仕様で満足。
ただ新刊+既刊同時購入で貰えるペーパーは内容が薄くて泣けた……。
既刊なんて再度購入なのに。。。そこだけがちと残念だ。
良いシリーズだった。
満足(・∀・)ノ
秘密は白薔薇の下に [BL小説 遠野春日]
遠野春日 著。
攻(ジュール・ド・ロンサール):ロンサール財閥後継者
受(ルイ・サトムラ・ヴァランス):ヴァランス公国三男
湖の水辺で倒れていた流依を助けたジュールは、流依が隣国の公国を治める大公一家の継承者争いが原因で起こった事件に巻き込まれていることを知る。二人の兄どちらが継承するかの鍵を握っている流依は命を狙われてさえいた。その流依にジュールは……。
時代物っぽい雰囲気を漂わせているが現代モノ。
え?攻めはどこで受けを好きになったの(・∀・)? そこがあまりにも唐突すぎて腑に落ちないが、
受けが巻き込まれての継承者争いはなかなか面白かった。
まあ先は読めるんだけど……てか題名がもはやネタバレorz
文章とイラストの雰囲気が激しく合ってない。
勿体無いなぁ。