終わらない不幸についての話

終わらない不幸についての話 (GUSH COMICS)

• 作者: 緒川 千世
• 出版社/メーカー: 海王社
• 発売日: 2015/09/10
• メディア: コミック

緒川千世　著。

受（烏童隆之）：大学生
攻（清竹誠司）：大学生

中学の頃、ひそかに想っていた清竹と再会した烏童だったが、その想いを伝えることなどできない。終わらない自分の想いを抱え烏童は……。


『誤算のハート』のスピンオフ。
誤算CDを聴いて「そっち？！」と烏童兄にびっくりして、
慌てて原作読んだ……そっちだった笑
それが返って凄く良かった。

烏童兄の面倒くささは本当に面倒くさいし困りモノで、
想いを伝えたところで素直になるわけもなく逆に嫌な行動に出る。

でもそれをしょーがないなあと思える、
そういうところが烏童兄にはある。
素直になれない、その悲しい切なさが伝わってくる。

CDも凄く楽しみ。
興津さんの烏童兄も新垣さんの清竹もぴったりだったから、
この物語で早くがっつり聴きたい(･∀･)ノ

カーストヘヴン 1

カーストヘヴン1 (ビーボーイコミックスデラックス)

• 作者: 緒川 千世
• 出版社/メーカー: リブレ出版
• 発売日: 2015/06/10
• メディア: コミック

緒川千世　著。

受（梓）：高校生
攻（刈野）：高校生

最上級の札を手にすれば「キング」となりクラスの頂点に君臨し、最底辺の「ターゲット」となればいじめの標的となる。そんなカーストゲームが行われている校内で、キングの梓はターゲットへと落ちた。そしてキングとなった刈野が要求してきたことは……


oh……ブラック緒川爆裂。
ちょっと不安はあったけど案の定というか。
こういう作風だとわかっていてもこれはちょっと読んでて辛かった。

モブキャラは当然のことメインキャラもやってることは
”カーストゲーム”というゲームを体よく使ったイジメ。
そういう設定でありフィクションであるといっても、どうにももやっとする。

人間の持つ黒い部分が浮き彫りにされる作品もいいけど、
そればかりでは読んでてきつい。
そこに信念なり愛なりが入ればいいんだけど、1巻では全くない。

梓がキングにこだわる理由が母親や過去からの要因がある故……
なのかと思うようなエピも入るけれどキング時代にやってることや、
言動からしたら本当にあるのか？と疑問に思うほど弱い。
「俺は俺だ。ゲームなんか関係ねぇ」
という姿勢でいくのかと思いきやそれも弱い。

もうひとカプ、久世×あつむも
久世が不気味すぎ。


今後どう進んでいくのか全くわからなくて、
けれどそのわからないが現状では楽しく待つ気持ちにはなれない。

タグ：緒川千世

ラクダ使いと王子の夜

ラクダ使いと王子の夜 (ビーボーイコミックスデラックス) (ビーボーイコミックスDX)

• 作者: 緒川 千世
• 出版社/メーカー: リブレ出版
• 発売日: 2014/03/10
• メディア: コミック

緒川千世　著。

カマル：砂漠の民
アルファルド：砂漠の王子様

キャラバンでの移動中、カマルは倒れている男を助ける。砂漠で倒れた者は助からんと皆が見捨てる中、カマルは献身的に面倒をみるが、目の覚めたアルファルドはカマルを盗人と言い放ち出て行ってしまう。しかし勘違いだと知ったアルファルドはカマルを探し出し自分の邸宅へと連れて行く。おとぎ話のように何も不自由ない生活にカマルは……。


短編集。
表題作は心温まるお話だった。
もう少しページ欲しかったなあ……書ききれてない部分ちょっと勿体無かった。

『くさった螺旋』と『いびつな欠片』の2カプの近親相姦のいびつさは緒川さんならでは。
兄弟のイイナーーーーーいびつだナーーーーー最高(･∀･)ノ
好きだ。

『溺れる魚』はややこしい二人のややこしさ故のジレジレ感がたまらない。


色んな緒川作品が詰まってた。
バラエティにとんだ1冊となっていて読み応え十分！
満足！(･∀･)ノ

タグ：緒川千世

くさった螺旋 PINKGOLD2

緒川千世　著
『くさった螺旋』　PINK GOLD 2　収録。


PINK GOLD 2　公式HPはコチラ。
18禁銘打ってる本なので……18歳未満の方は我慢してください……( ˇωˇ )


この手のアンソロは面白いと思ったことがないので買わないのですが、
緒川さんの作品がどうしても読みたくて買いました。



Σ(゜▽゜)！！！！！！！！！！！！



ｽｹﾞｰ！緒川さんｽｹﾞｰ！！！！！
情け容赦ない！！！！！！ｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

今までの緒川さんの作品で、薄暗い雰囲気あるとこも好きだなって思ってる方にはぜひ読んで欲しい。
明るい作風が好きな方は読んじゃダメ（笑）いやマジで（笑）

愛も甘さも欠片もないですからーーーーーーーーーーーー！！！！！
ｱｯ　愛はある！歪んだ愛！めっちゃ歪んでる！二人とも！！！！！

父親×息子。
二人はちゃんと血繋がってる。
どうして息子がいるのか。どうして親子でそういう関係になっているのか。どうして続けているのか。
その理由はもの凄くヘビー。

救いもないのにどうしてこんなに萌えるのか……！
わからない……わからないけど凄くツボなのだ。もの凄く萌える。凄く好き。
歪つな愛すごいよーすごいよーﾊｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ
お父さんかっこいい……おとうさ……；；；；；；；；；；；；；；；；；；；

26ページに二人の関係をきっちりまとめてくるのも凄いなと。
誰にでもオススメできる作品ではないんだけど、本当に好きすぎてﾊｹﾞました。
満足（；▽；）




PINK GOLD2の全体的な感想としては、思ったよりは悪くなかったかな。
ただ期待値が底辺だったので……そこからの【思ったよりは悪くない】ｗ
2を読んで（1は未読）何が18禁なのかな？ていうと性器の表現規制が少ないだけかなー、と。
シチュエーション的にはこれまでもよく見る表現が多い。
この本だけを18禁にする意味は正直よくわからないです。

お目当ての緒川さんの作品でめっちゃ満足している感強いのですが、
まあ…………やはり1470円はお高いかな～！せめて1000円ﾃﾞｼｮ(・∀・)
つか1000円でまとめて欲しい。。。
あと、いくつか既存作品の番外編またはスピンオフのようなものがあったのは
ちょっと残念に感じた。。。


他に面白かったのは池さん、中村さんの作品。
池さんのは学生と教師。
学生は中なのか？高なのか？外見可愛すぎてわからんｗ
意外さやくすっと笑えたりで面白かった。
学生が可愛い顔してエロい、でも実は健気でっていうギャップも良かった！

中村さんのは中学生同士。
どうしてこんな始まりを……てとこから最後の着地まで、
エロさと学生同士のもどかしさがきゅんときて(・∀・)ｲｲ!!

タグ：緒川千世

世界は君で廻ってる

世界は君で廻ってる (GUSH COMICS)

• 作者: 緒川 千世
• 出版社/メーカー: 海王社
• 発売日: 2013/05/10
• メディア: コミック

緒川千世　著。


同人誌で発表されてた作品を集めたもの。
短編集ながらどの話も萌えが詰まっててｳｵｵｵｵｵｵｵｵｵ

片方が片方を虜にしていこうという過程が
それぞれにそれぞれの執着の形でもう本当に苦しい転げまわった。
そしてそれされちゃったら逃げられないってのも……イイ。
素晴らしく……イイ。。。


苦しい！
転げまわるー！

どの話も良かったー。床屋が一番好き！
髪ってアイテム挟んで好意の攻防（確かめ合う）二人たまらん！
もうほんと好き。。。


ところで店舗関係なく、初版には初回限定として小冊子が封入されているのですが。
この本には『誤算のハート』、誤算にはこの本の『世界は君で廻ってる』が入っています。
これがまたどちらも激しく萌え転が＿|￣|○ﾉｼ

この短編集も含めて、小冊子やペーパー1枚でも
そこに必ず萌えを詰め込んでこられるのってホントすごいなって読むたびしみじみ思う。

初回限定ミニ小冊子封入の帯が付いていれば大丈夫かな。。。
できるなら初版の入手をオススメします！

タグ：緒川千世

誤算のハート

誤算のハート (GUSH COMICS)

• 作者: 緒川 千世
• 出版社/メーカー: 海王社
• 発売日: 2013/04/10
• メディア: コミック

緒川千世　著。

受（三城）：高校生
攻（烏童）：高校生

別れ話で揉めていた烏童に突然付き合うからと割り込んだ三城。テキトーに遊んで性欲が満たされればいいと考えていた三城だったが烏童との関係に……。


(≧∀≦)ﾉｼ
テキトーに遊んでいた三城が烏童の前では全然そういかなくて。
気まぐれで始めた恋人ごっこだったのにいつの間にやら本気になってて。
セックスには慣れまくってる三城が烏童には……って(((( ；゜Д゜)))ｳｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯ

三城かわいい！
その上に烏童が



「俺の腕の中だけでは淑女のように身を震わせているのを見るとすげえ興奮するんだよ」




て畳み掛けてくるから・・・




(((( ；゜Д゜))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))





序盤ですでに萌え死にましたがな・・・
仕草のひとつひとつ台詞ひとつひとつに萌え詰まってて。
もう萌えすぎて……苦しいｗ


他2編もすごく良かった！
高校生カプもかわいいけどリーマンもいけるじゃないですか！
眼鏡リーマン素敵すぎ～！もっと読みたいー(≧∀≦)ﾉｼ


死ぬほど満足です。。。

タグ：緒川千世

このおれがおまえなんか好きなわけない

このおれがおまえなんか好きなわけない (H&C Comics ihr HertZシリーズ 131)

• 作者: 緒川 千世
• 出版社/メーカー: 大洋図書
• 発売日: 2013/02/27
• メディア: コミック

緒川千世　著。

受（藤間大成）：高校生
攻（御徒町啓太）：高校生

小さい頃から美少年さゆえに甘やかされた大成はわがまま放題に育ってきたが、唯一の汚点は中学時代友達だと思っていた御徒町にそれを否定されたことだった。高校で再会した御徒町に大成は復讐を誓うが……。


(*ﾟ∀ﾟ*)

ひゃああああああめっちゃ面白いーーーーー！！！！
これなにー？！なにー？！めっちゃ笑って萌えて萌えて萌えまくって転げるほど萌えまくって
萌えすぎて……泣いてたｗ

萌えすぎて泣くとか初めてすぎるｗ
大成がほんとにかわいいよ！アホの子でかわいいよｗｗｗｗｗ
御徒町のキャラも面白いー！無口で飄々としてるのにあああｗｗｗｗｗｗ

ページめくるごとに　そうくるか！　と、毎回毎回笑いと萌えが一緒くたに襲ってくるんだよー。
もうほんと読後は心地よい疲れに満ちたヽ(^o^)ノ


『王子の箱庭』は薄暗いシリアスながら、こちらはからっと明るいコメディテイスト。
どちらも上手くて……両極端な話を上手く書ける作家さんﾂﾎﾞすぎるよおおおお！
もう大大大満足なのです！オススメ(･∀･)ノ


実はですね。。。
2010年にJ庭でふと目にとまった同人誌がありまして。
とても好みで印象に残ったのですが、当時は本以上の情報が得られずそのままになっていたのです。
今回、偶然にもその本が緒川千世さんのものだとわかって……歓喜(･∀･)！
数年の時を経て再び出会えた偶然に感謝したい。もうほんと作風好みすぎるーヽ(^o^)ノ

タグ：緒川千世

王子の箱庭

王子の箱庭 (ミリオンコミックス Hertz Series 121)

• 作者: 緒川 千世
• 出版社/メーカー: 大洋図書
• 発売日: 2012/04/26
• メディア: コミック

緒川千世　著。

受（甲斐谷譲）：無職
攻（岩瀬）：実業家

かつて金持ちの坊ちゃんだった譲は以前住んでいた屋敷を訪れた。そこには自分の世話係だった岩瀬が住んでいた。8年前と同じ様に接してくる岩瀬だったが、譲は金目のものを持ち出そうとしていた。岩瀬はそれだけ変わった譲を認めないどころかさらに譲を監禁し……。


父親の会社が倒産、一家離散後いろいろあって変わらざるを得なかった譲。
でも岩瀬は純粋無垢な子どもだった自分を今の自分に重ねていて……

お互い違う方向で過去に縛られていて……
お伽話のような時間だっただけに今の二人の間に流れる時間が気持ちが上手くかみ合わなくて……


おおお！これはー！
薄暗くって(・∀・)ｲｲ!!


監禁する岩瀬の病み具合もいいし、監禁される譲もそれを理解し捕らわれてる。
反発し合いながらもやはり繋がっている二人にきりきりさせられるよ！これはいいよ！
うわーーーー！！！！
(・∀・)ｲｲ!!


表題作の他に『断熱線上の鼓動』。
こちらは高校生同士で、やはり上手く通じ合えない二人の話で……
きりきりするわーーーーー萌えーーーーーーーーー(≧∀≦)ﾉｼ ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝｯ


あ……
なんかとてもﾂﾎﾞにくる作家さんに出会った気がします・・・
嬉しくって死にそうです。。。

タグ：緒川千世