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世界は僕にひざまずく [BL小説 成瀬かの]


世界は僕にひざまずく (キャラ文庫)

世界は僕にひざまずく (キャラ文庫)

  • 作者: 成瀬 かの
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2014/09/27
  • メディア: 文庫


成瀬かの 著。

受(相馬湊人):日本人
攻(クロード):ニヴェール王国第二王子
攻(ギー):剣士

目覚めると見知らぬ世界にいた湊人は、魔物に襲われかけたところをギーとクロードに助けられる。結界が張られ閉じ込められた世界で言葉も通じない湊人だったが、周りに助けられ少しずつ状況を把握していく。何故自分がここにいるのか、元の記憶さえぼんやりとしていた湊人にある時記憶が戻って……。


突然異世界に飛ばされる成瀬さんお得意のファンタジーもの。
なんだけどうーーーーーーん。
世界観とっちらかりすぎ。

飛ばされてきた異世界の設定も、湊人が元居た世界の状況も、
作家の思っている情報が上手く書き込まれてない。
話の根幹がふわっとしている中で、

「神様が遊ぶためにこの世界を作った」

設定でさらに混乱。。。
そんな絶対的存在を出してしまったら、
彼らが何をしても無意味なんじゃなかろうか。
題名のような大きなどんでん返しがあるわけでもなく、
結局なんだったんだろう。。。

主人公がた目より子供っぽいのも理由はあるものの意味あったのかなという感じで、
全体的になにもかもが説明不足であると感じた。

ところで、生贄のところとか母親が殺すところとか、
あまりにもさらっと書き過ぎで逆に気持ち悪かった。。。

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何も言えない僕と懐中時計と恋の魔法 [BL小説 成瀬かの]


何も言えない僕と懐中時計と恋の魔法 (SHYノベルス321)

何も言えない僕と懐中時計と恋の魔法 (SHYノベルス321)

  • 作者: 成瀬 かの
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2014/07/31
  • メディア: 新書


成瀬かの 著。

受(吉野千晴):大手予備校制作部勤務
攻(ソール・アンヴィル):時計屋

毎朝通勤の通り道、千晴は時計屋の主人であるソールをひっそり眺めることに幸せを感じていた。昔から金銭的に世話になっている大叔父との関係は悩みの種だったが、ソールと少しずつ近づくきっかけともなった。しかし彼にはすでに決まった人がおり、さらには毎日じっと眺めていることを気持ち悪いと断言されてしまい……。


ファンタジーのようでファンタジーになりすぎず、
起こっている出来事は酷く現実的なのに雰囲気はほんわか。

不思議な雰囲気の話だった。
ちりばめられた設定、ここがこれに繋がるのかと驚いた。

全体的に面白く感じたし雰囲気も悪くはないんだけど、
ここもうちょっと…!と思うところはちらほら。
以下ネタバレで。




幼い頃から家族含めて金銭的援助をしてくれている大叔父に
影で無体なことを強いられている受け……

の、無体の正体にびっくりして目が覚めたwww
そう来るかあ……BLお約束ではない。
しかもそれが「この女一体何……」と思ってたとこに繋がってwww
あーそうか、うん。

この流れは悪くなかったんだけど、おじさんの無体に付き合わされる千晴の豹変ぶりは不自然だった。
無理に作ってる、方が良かったのではないかと。

金糸雀のところも、どこかで見つかるんだろと思いつつも「印がなくてもお前を選ぶ」の流れが良かったから、すぐにさくっとみつかってしまったのは余韻を!余韻を~~!!と残念だった。。。


起こっていることはアレなのに、読み終わると全体的にふわっと不思議な雰囲気に包まれていた。
絶賛面白かった、とは言えないけど、嫌いではない。
値段的には文庫でも良かったな、という気はする。

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砂の国の鳥籠 [BL小説 成瀬かの]


砂の国の鳥籠 (ショコラ文庫)

砂の国の鳥籠 (ショコラ文庫)

  • 作者: 成瀬 かの
  • 出版社/メーカー: 心交社
  • 発売日: 2011/10/08
  • メディア: 文庫


成瀬かの 著。

受(ハル):記憶喪失
攻(イドリース):ザハラム王国王子

目が覚めるとすべての記憶を失っていたハルは、目の前に現れたアラブ人の王子イドリースによって面倒をみてもらっていることを知る。大きな鳥籠の中で安穏としていたハルだが、その籠には鍵がかけられ閉じ込められることに違和感を抱く。そして他のアラブ人に恐怖を抱いている自分にも。友人だというイドリースが自分に向けてくる友情以上の感情に困惑したハルは……。


どうしてハルがこんな状況になっているのか。
イドリースとの関係も含めて気になって気になってあっという間に読み終わってた。

周囲の甘くない状況も含めて、それが二人の関係を引き立ててグッときた。
好みの問題だけど、話の内容的にもハルの職業的にも、ハルはもっと大人な容姿がいいな。

部屋の鳥籠描写も含めどこか千夜一夜物語のような雰囲気が漂っていて
それがまた辛い現実とも比較となっていて良かった。

だからこそなんだけど。

最後の家族も含めた描写は情緒なくて……
あれは今までの雰囲気も壊してしまっていて残念だった。。。
番外編ペーパーで気分盛り返した。

満足(・∀・)ノ

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竜王は花嫁の虜 [BL小説 成瀬かの]


竜王は花嫁の虜 (プリズム文庫)

竜王は花嫁の虜 (プリズム文庫)

  • 作者: 成瀬かの
  • 出版社/メーカー: オークラ出版
  • 発売日: 2012/10/23
  • メディア: 文庫


成瀬かの 著。

受(各務蒼):会社員
攻(ヴァルトス):竜王

どこか遠くへ行きたい――ただぼんやりと思った蒼は、突然現れた風変わりな男に無理矢理なにかを飲まされてしまう。気づくと見知らぬ、竜の飛び交う異世界へと来ていた蒼は、その身体に纏う匂いに引き寄せられる竜から取り合いをされてしまう。その蒼を救ったヴァルトスと蒼は……。


成瀬さんの異世界モノ。
出会ってくっつくまでという展開は単純なのに
そこまでに至る過程と至ってからの感情が切なかった。

でも凄く幸せでもあり……。
もうちょっとページがあればいいのに。
面白かった。

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恋するケモノのしつけ方 [BL小説 成瀬かの]


恋するケモノのしつけ方 (角川ルビー文庫)

恋するケモノのしつけ方 (角川ルビー文庫)

  • 作者: 成瀬 かの
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/06/30
  • メディア: 文庫


成瀬かの 著。

受(槇香雨):高校教師
攻(大藪仁):司法書士

自分が振ったせいで不登校になっている生徒の家を訪れた香雨は、その生徒の兄である仁と出会う。一目惚れしたと強引に迫ってくる仁に、異性としか付き合ったことのない香雨は迷惑にしか感じなかったが、それでも押してくる仁に香雨は……。


ゲイである仁に迫られて次第に……て流れだけど
仁は強引なとこはあるけどがつがつさはないというか。

もっと香雨を欲しがるだけのがっつきぶりがあっても良かったかな。
なんとなく物足りない感で終わってしまった。

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甘えない猫 [BL小説 成瀬かの]


甘えない猫 (SHYノベルス315)

甘えない猫 (SHYノベルス315)

  • 作者: 成瀬 かの
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2014/01/31
  • メディア: 新書


成瀬かの 著。

攻(長田和朗):カフェマスター
受(夏原葵):大学生

一緒に住んでいる叔父が突然連れてきた夏原は、以前大学で見知っていた男だった。顔は好みではあるものの触れる雰囲気ではなかった夏原と同居することになり、手は出すなと叔父に釘を刺された和朗はある日叔父と夏原が同じベッドで寝ているのを見てしまう。驚いた和朗を夏原が自分を抱くよう誘ってきたことでさらに混乱した和朗は……。


過去に傷ついて、笑えなくなったし甘えられないし……な受け好物(・∀・)ノ
まさに題名通り甘えない猫な受けちゃんだ!

けど、ただナヨっ……てしてるだけじゃないし、
そんな葵を支える役目の攻めも絶対的包容力あるわけでもないし。
それでも最終的には甘い雰囲気に着地してる!

ところどころテンプレな展開ありつつも変則的なのも混ぜてたりで
あれこれ起こる事件も含めて展開が上手いなあて思った。


傷に心痛める葵の描写がいいよお……。
やりすぎず足りなさすぎず。。。
甘やかしすぎない攻めの包容力も、このカプならではを感じさせる!イイ(・∀・)ノ

面白かったー!
イラストも良かったな。表紙の雰囲気もいいし、中のピン留めシーンかわいい(*´д`*)

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恋するオオカミとうさぎの話 [BL小説 成瀬かの]


恋するオオカミとうさぎの話 (プラチナ文庫)

恋するオオカミとうさぎの話 (プラチナ文庫)

  • 作者: 成瀬 かの
  • 出版社/メーカー: プランタン出版
  • 発売日: 2013/06/12
  • メディア: 文庫


成瀬かの 著。

受(志藤):サラリーマン
攻(シーカリー):魔物

家路に急いでいた志藤は気がつくと異界の杜に迷い込み、そこで白い狼と出会った。しかし突然男達に襲われ連れ去られた志藤は拷問を受け牢に繋がれてしまう。その志藤を助けたのは狼ではなく美しい魔物であったシーカリーが連れた人々で、志藤は彼らの元で暮らし始めるが……。


成瀬さんの異世界トリップモノ制覇しよう中(・∀・)ノ
これは異世界トリップにさらにもふもふがプラスです!

成瀬さんの異世界トリップモノはすっと状況に馴染むその理由もしっかりしてるし、
全てがめでたしとはいかない要素も残っていたりでそこが面白い。
今回もすっと異世界に迷い込んでしまった受けだけど、

何故迷い込んだのか
迷い込んだ先でどう扱われるのか
そして迷い込んだ先でどう生きていくのか

これがストーリーに無理なく組み込まれてて面白かったー!

シーカリーとの関係も(・∀・)イイ!!
全く喋らない攻めって初めてだ。でも感情の推移はしっかり伝わってくるし
喋らないって事あまり気にならない。凄い~。


最初の発表が同人誌なので話が細切れになってしまっているのがちょっと残念。
そもそも異世界に迷い込んだ理由と皇位継承の争いに巻き込まれる話は面白かったし
受けの心情の変化やそれに伴って生じる迷いも良かったので、ひとつの流れで読みたかった。

あとうさ耳&尻尾は特にいらないかな(笑)

あ、あと、リンとカランとギースの関係はなんなの!
いやーーーーー気になる(・∀・)

面白かった!
次もいってみよう(・∀・)ノ

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騎士が愛でるは籠の鳥 [BL小説 成瀬かの]


騎士が愛でるは籠の鳥 (プリズム文庫)

騎士が愛でるは籠の鳥 (プリズム文庫)

  • 作者: 成瀬かの
  • 出版社/メーカー: オークラ出版
  • 発売日: 2014/01/23
  • メディア: 文庫


成瀬かの 著。

受(藤生楓月):迷い人
攻(リーンハルト):貴族

突然異世界へと紛れこみそこで暮らさざるをえなくなった楓月は男娼となり生きていた。これまでの常識が通用しない世界で酷い扱いを受け逃げては痛めつけられる日々に、貴族であるリーンハルトが現れる。彼の筆下ろしを頼まれた楓月はそれを引き受け、その後彼に身請けされたのだが……。


異世界トリップモノ。
異世界のモデルは中世ヨーロッパ。
あの頃の衛生観念、身分制度等々そっくりな世界。
そんな自分の暮らしていた現代日本と全く理の違う世界で生きていかなければならない楓月。

男娼という底辺で虐げられ痛めつけられ。
それまでの常識が一切通じず理不尽な中で生きる楓月はその世界を社会を人々を憎む。
そのために自分に優しく接するリーンハルトにも容易には素直になれなくて……

リーンハルトがかなり身分の高い貴族だから余計。
社会の仕組みを作っている階層だからね。。。

もう楓月が辛くて切なくて、何度もぎゅっとなった。
それだけにリーンハルトの優しさも身に染みる……。


最後は、迷い人の危険性も含めて、
楓月が男の庇護下に収まる葛藤が駆け足になってしまったので、
あそこはもうちょっと詰めて欲しかったかな。


ただ甘いだけじゃない。
楓月が直面するシビアな現実がしっかり描かれていて面白かった。


成瀬さん、異世界トリップモノ結構書かれてる!
追ってみよう(・∀・)ノ

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