砂の国の鳥籠 [BL小説 成瀬かの]
成瀬かの 著。
受(ハル):記憶喪失
攻(イドリース):ザハラム王国王子
目が覚めるとすべての記憶を失っていたハルは、目の前に現れたアラブ人の王子イドリースによって面倒をみてもらっていることを知る。大きな鳥籠の中で安穏としていたハルだが、その籠には鍵がかけられ閉じ込められることに違和感を抱く。そして他のアラブ人に恐怖を抱いている自分にも。友人だというイドリースが自分に向けてくる友情以上の感情に困惑したハルは……。
どうしてハルがこんな状況になっているのか。
イドリースとの関係も含めて気になって気になってあっという間に読み終わってた。
周囲の甘くない状況も含めて、それが二人の関係を引き立ててグッときた。
好みの問題だけど、話の内容的にもハルの職業的にも、ハルはもっと大人な容姿がいいな。
部屋の鳥籠描写も含めどこか千夜一夜物語のような雰囲気が漂っていて
それがまた辛い現実とも比較となっていて良かった。
だからこそなんだけど。
最後の家族も含めた描写は情緒なくて……
あれは今までの雰囲気も壊してしまっていて残念だった。。。
番外編ペーパーで気分盛り返した。
満足(・∀・)ノ
2014-07-12 21:06
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