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人でなしの恋 [BL小説 かわい有美子]


人でなしの恋 (リンクスロマンス)

人でなしの恋 (リンクスロマンス)

  • 作者: かわい 有美子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2010/02
  • メディア: 単行本


かわい有美子 著。

受(仁科千尋):小有美子説家
攻(花房拓臣):医師

小説家である仁科は、一高時代の友人である花房と黒木に、互いに違う愛情を持っていた。だがある日、花房と関係を持っていることを黒木に知られてしまい、黒木からの連絡が途絶える。そのことに仁科は……。


三角関係のような……そうでないような……不思議な話だった。
単純明快な三角関係を期待すると、ちょっと肩透かしくらうかも。
仁科、花房、黒木。
三人が三人とも、それぞれにそれぞれを想う気持ちはもちろん違くて、でも互いを想う気持ちは強くて。
話自体は淡々と進むんだけど、ひっそりドロドロしたものが垣間見えてた。

特に黒木。
この話の底辺に潜むドロドロ感は彼の存在があってこそ……かも。
彼の存在はこの話を、単純な受け攻めの愛情物語に終わらせず、
単純な三角関係の話に終わらせないものがあった。

淡々と進むだけにさらっと読んでしまえば何てこと無い話として終わってしまうんだけど、
「ん……?」と思わず思ってしまう何かが潜んでいるよコレ……

いとし、いとしという心 2 [BL小説 かわい有美子]


いとし、いとしという心〈2〉 (ビーボーイノベルズ)

いとし、いとしという心〈2〉 (ビーボーイノベルズ)

  • 作者: かわい 有美子
  • 出版社/メーカー: リブレ出版
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: 単行本


かわい有美子 著。

受(観月侑央):紙司「兎月」の一人息子
攻(井筒千秋):旅館井筒屋当主

いとし、いとしという心』のつづき。
前半は二人の高校時代の話。
幼馴染で兄弟のように育ち、兄のように慕って笑顔を見せていた侑央が、何故千秋に暗い顔をするようになってしまったのか……。

千秋が悪いんですが(・∀・)ニヤニヤ

若さ故に、腹黒さがとどまるとこをしらない千秋が良いですよ(・∀・)ノ
でもねー。

 千秋せつなさす(´Д⊂ヽ

そんな話でもある。
千秋に流され無理難題を押し付けられてる侑央だけど、侑央は侑央で結構ひどい。
千秋にいろいろされながら荘一を想像してたりして……さらっとひどい(*´д`*)


後半は元に戻って、現在の二人の話。
千秋に結婚話が持ち上がって……内心面白くない侑央。
千秋が侑央を手に入れるためにうっすら浮かべた笑みで周囲を固めていく姿は(((( ;゜Д゜)))スゲー!と唸る凄みがあったな……敵には回したくないタイプw

でも侑央も負けてはいないよ!
千秋に翻弄されているようで……じつは、、、なユキちゃんが(・∀・)イイ!!
千秋……(´Д⊂ヽほろり。


作者曰く、
「陰険腹黒なヤンデレ男の千秋」と「清純派でありながら、やや天然毒婦的な侑央」
の話です。
ほんとこれは話といい雰囲気といい凄く良かった。
久しぶりに読み終わるのが残念で、もっともっと読みたいと思う本だった。
超満足(・∀・)ノ

いとし、いとしという心 [BL小説 かわい有美子]


いとし、いとしという心 (ビーボーイノベルズ)

いとし、いとしという心 (ビーボーイノベルズ)

  • 作者: かわい 有美子
  • 出版社/メーカー: リブレ出版
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本


かわい有美子 著。

受(観月侑央):紙司「兎月」の一人息子
攻(井筒千秋):銀行マン→井筒屋当主へ

旅館井筒屋の若き当主・荘一の葬儀の中、悲しみにくれていた侑央は久しぶりに千秋と再会した。密かな想いを抱いていた荘一の弟である千秋は、荘一そっくりの声音で優しく侑央に語りかけてくる。高校生の時の、千秋との関係を思い出すと体のこわばる侑央だったが、千秋が旅館を継がないと言い出し、侑央は考え直すように千秋を説得する役を井筒屋から頼まれてしまう。仕方なく受けた侑央だったが、千秋の出した条件は……。


こ、このカプ……好みが超ドツボなんですけど!

攻 = 計算高い腹黒タイプ
受 = イヤイヤしながら流されタイプ

(*゚∀゚*)


攻めである千秋がなかなかひねくれた性格で、良いよ(・∀・)ノ
もうずっと、それこそ幼い時からユキ大好きで、静か~に密やか~に侑央を狙ってる。
だが侑央はずっとそれこそ幼い時から千秋の兄の荘一が好きで……。
高校生の時はその侑央の気持ちを利用して……(;゜∀゜)ノ

そんな千秋が、旅館を継いで欲しいと説得しにきた侑央に出した条件は


「ユキちゃんが、ボクのもんになるいうんやったら、考えてもええよ」


この時侑央は、荘一の初七日を終え、着替えてる最中の黒の紋付長着姿。
「後家さんみたいで、なんか色っぽくてええやん。」
と千秋が言うように、侑央はまさに喪服姿の後家さん。
あとがきにもあるように、これは喪服未亡人萌えの話ですよ(笑)!

侑央が色っぽいんだー。
千秋の出してきた条件に青ざめて、無体なことされて、嫌なのに……

蕩けるこの受けヽ(゜∀゜)ノ

イイネ!イイネー!
でも侑央のもっとイイところは、蕩けても心まではそう簡単に許さないとこだよ。
千秋はこの生真面目なユキちゃんに相当苦労する。。。


面白かったー!
カプも最高なら、物語の雰囲気もすっごい良いのですよ、コレ。
舞台が京都なので京言葉で会話がなされるんだけど、それがはんなりしていてイイ。
二人とも老舗と呼ばれる商売の家に生まれて、商売のこととか周りの描写も雰囲気あったなー。
かわいさん、京都の人かな?
京都人が見るともしかしたら違うかもしれないけど関東人の自分から見ると、京言葉以上にいけずな感じがすっごい京都らしくて上手いと思ったよ。

そんな京女……じゃなくて京男な侑央なので、そう上手くはいかないのですよ(・∀・)ニヤニヤ



オススメです。読んでみてー!

上海 [BL小説 かわい有美子]


上海 (幻冬舎ルチル文庫)

上海 (幻冬舎ルチル文庫)

  • 作者: かわい 有美子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2009/12/15
  • メディア: 文庫


かわい有美子 著。

受(エドワード):執事。中国人。
攻(レイモンド):貴族。英国人。

身寄りのない子供だった自分に名を与え育ててくれたレノックス家。エドワードはレノックス家の子息レイモンドと幼い頃は兄弟のように過ごし、長じては執事としてレイモンドに仕えた。レイモンドへの想いを胸に秘め仕えるエドワード。打算も何もなく心から自分に仕えてくれるエドワードに心許すレイモンド。しかし二人の間には戦争という暗雲がたちこめ……。


朝チュンだろーがエロが薄かろーが……


 禿 げ 萌 え た ーーーーーーヽ(`Д´)ノウオーッ


幼少の頃親に捨てられ、レノックス家に面倒みてもらうことになるエドワード。
エドワードは使用人から執事にまでなるけど、中国人ってことで当時の上海の情勢からして色々嫌な目にあったりもする。
レイモンドは英国貴族。これがイイ意味で本当に貴族の子息ってカンジなのだー。
鷹揚さとか優しさとかもありながら、特権階級が持つ上目線なものも持っていて。でも嫌味じゃないんだ。

レイモンドはふつーに英国貴族の子息として女遊びもするし婚約までもする。
そんな主人を想いつつ、じっと仕えるエドワード……。
そこに戦争真っ只中の上海の不安定な情勢が二人の状況を変えていって。。。


泣いた。泣いたよ!ヽ(`Д´)ノウワァァァン


そんで、40歳近くなってからの二人にも泣かされた!ヽ(`Д´)ノウワァァァン


ああもうなんか凄く萌えたよ。
疲れるくらい萌えたよw
良かったー(・∀・)ノ

個人的には書き下ろしはいらんかったかな。。。
本編で終わってる方が余韻あってイイ。

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