明治吸血奇譚「月夜叉」神無月の巻 霧乃助 [乙女&ドラマCD&他]
霧乃助:近藤隆
幕末の混乱が終わり、明けて明治。
時代は変わり文明開化が進む中、混乱していた幕末のしがらみも未だ不穏な影を見せている。
そういう時代背景の中で物語が進む。
「私」はある特殊な血を持っていて、そのために霧乃助に攫われる。
訳の分からないまま一緒に過ごしているうちに霧乃助の抱えているものも見えてきて……
吸血鬼ではあるけれど、実際窮地に陥るのは霧乃助が持っている別の要因で、
時代背景と上手く合わせていてなかなかハラハラした。
そしてそれが「私」との心通わせるエピにも繋がっていてなかなか面白かった。
このメーカーの他の吸血鬼のやつはただ痛いだけで愛もへったくれもなく聴けるもんじゃなかったけど、
これは全く違ってきちんと霧乃助の物語であり、二人の情愛を交わす物語になっている。
吸血するシーンもとても官能さあふれる甘いシーンになっていてとても良かった。
悲恋モノということで途中のフラグがまた「あっ、あっ」とさせて、
最後は本当にあーーーーーと良い意味で裏切られた(笑)
「私」の特殊設定がよくわからなかったのが残念。
近藤さんはちょい低音。
頼れる強さを持っているのにどこか可愛いと感じさせる演技。
上手い。
タグ:近藤隆
2015-01-04 21:46
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