鬼子の夢 [BL小説 丸木文華]
丸木文華 著。
受(与六):百姓の子
攻(佐助):鬼
幼い頃から鬼子と呼ばれ家族にも村人にも虐げられていた与六は、領主の慰み者になるのを嫌い村を逃げ出すが足を滑らし谷へと落ちてしまう。助けてくれた佐助と暮らし始めるうちに、与六はこれまで知らなかった人の温かさを知る。互いに孤独だった心を埋め合う与六と佐助だったが二人の前に験者が現れ……。
貧しい農村で生まれた与六の育った環境はとてつもなく厳しい。
笑ったこともない人生の中、佐助と出会って人の温かさを知って。
同じ様に孤独だった佐助と寂しさを埋め合い捨てていく。
互いを必要とする故の執着はもっとドロドロして欲しかったかな。
文華さんだけに期待してしまうところがあるとはいえ、手前でスッと引かれた感あって残念。
そこのドロドロが深ければ深いほど、
鬼とはなんぞや。
がもっと引き立ったと思う。
与六のところがいまいちわかりにくい描写だった。
もっともっとドロッとしていいのに~~~!!!
ちょっと物足りなさを感じつつも、
最後の掌編で幸せにエロく過ごす二人に満足w
2013-11-25 22:48
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