sweet pool [BL小説 栗城偲]
栗城偲 著。 Nitro+CHiRAL 原作。
攻(城沼哲雄):高校生
受(崎山蓉司):高校生
病弱で1年留年している崎山蓉司。彼と出会ってから哲雄は蓉司から目が離せなかった。漠然とうまれた「見つけた」という感覚。哲雄は初めて他人を手に入れたいと思うようになる。人とは違う自分、幼い頃から抱いていた違和感に哲雄は蓉司にも同じ匂いを感じていた……。
ゲームsweet poolの小説版。
哲雄視点で書かれていて、行き着く先は純成END。
この雑記での哲雄END2にあたります(→ネタバレ注意)。
ゲームではほとんど無口無表情の哲雄がこんなこと考えてたのか…!
とあちこちでゴロンゴロンしながら読んだ。
哲雄視点で書いてくれてありがとうございますと栗城さんに言いたい。本当に言いたい。
噛締めながら読んだよ(つД⊂)
ゲームとは違うイラストを見れたのも嬉しかったー!
ラーメンのとこ可愛いー!
哲雄視点なので蓉司側が全く描かれず、真相も詳しくは描写されていない。
未プレイだと内容的に厳しいかと。プレイ後に読むのをオススメします。
プレイした方には激しくオススメしたいです!
以下ネタバレです。
ビヤァァァァァ!!!!!
もうほんとにほんとに悶えた。泣いた。
あとがきに栗城さんが書くにあたって淵井さんから
「哲雄は、中身は割と普通の男子高校生なんですよ」
と言われたってあるんだけど、それがよく描写されてて……
どうにか蓉司に気に入られたいけど、
どうやったらいいのかわからない→結果、無表情
どう言えばいいのかわからない →結果、無口
哲雄……!!!
そんな哲雄に蓉司が(´・Д・)??てなっても仕方ないwww
屋上でのやりとりも
「次は、何か食うものでもやってみるか」
にジタンバタンしたが、実際パンをあげるとこで
・オムやきそばパンは苦労してでも手に入れたいほどの好物である→それを(好きな子に)あげる
・受け取ってもらえない→このパンは駄目かぁ煮物のほうがいいのかなぁ(・∀・)
(゚д゚)・・・・・
哲雄ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
(つД⊂)
おまえ……おまえ……こんなこと考えてたんか……(つД⊂)
好きな子をどうにかして振り向かせたい、そんな高校生哲雄くんの必死さが伝わってきて、
栗城さんには哲雄視点で書いてくれて本当に本当にありがとうございましたと言いたいです(つД⊂)
お互いに欠けたものを補うように、少しずつ惹かれ合っていく二人の描写にきゅんきゅんしながらも、
惹かれて思いが通じるまでの期間て本当に短いんだな……と小説読んでてしみじみ感じた。
永遠なんて、ない
二人はそこに着地する。
それほど二人が一緒にいる期間は短くて、でもその一瞬を否定したくはなくて。
こうなるしかなかった二人に、二人の存在にまた涙した。
不思議な魅力があるなあ、スイプは(つД⊂)
大満足な一冊でした。
2012-11-23 22:05
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