金のフォークに銀の匙 [BL小説 かわい有美子]
かわい有美子 著。
受(三谷煕武):大学生
攻(不破克彦):公認会計士
不意なことで事故を起こしてしまった不破は被害者である三谷のおっとりした受け答えに面食らってしまう。その後なりゆきで夕飯を食べさせることになるが、潔癖症な不破の言動に引くことない三谷と次第に一緒に過ごすことを楽しみに思うようになる。一方三谷も印象とは違って心根の優しい不破に惹かれるようになり……。
出会いが衝撃的ながらも、受けのおっとりした性格そのままに
二人が心通わせるまで話はゆったりと進んでいく。
攻めの、冷淡な印象さえ与えてしまう合理的な物事の進め方を
がくっと狂わせるほどの受けのおっとりほわわん具合。
三谷の不思議と温かみのある物腰に不破が少しずつ、本当に少しずつ変わっていって、
最後に結ばれるまでの過程、すごく良かったなあ!
銀の匙と金のフォークのくだりは、
読んでるこっちの方が泣きそうになったよ……。
心温まった。
そして心が通じ合ったあとの不破が妙にイジワルで悶えたw
ちょ……あんなエチするやつだったとは(〃▽〃)
つか、だからって、裏表紙のあらすじ、
『どんな恥ずかしい言葉を言わせてやろうか?』
このセリフを大文字で採用はないだろう……!
あとがき読んで裏表紙見て苦笑した。。。
改めて見ると帯も『腹黒×天然』てあって不破……腹黒だった……???
この文句に期待して読み始めたら肩透かし食らうだろうし、
そもそもこういうことを楽しむ話じゃないし……勿体無い。
この煽り文句は逆に失敗だと思う。。。
転げるくらい甘ーくイジワルに変身した不破をもっと読みたいなあ!
小冊子のラブっぷりも良かったけどもっとページ欲しいw
麻生さんの挿絵も雰囲気ぴったりだった。
満足(・∀・)ノ
2012-04-09 22:40
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