君のいない夜 [BL小説 和泉桂]
和泉桂 著。
受(佐倉瑛人):大学生
攻(凛):私立研究所の研究員
瑛人はある日、家の前で倒れている男を助ける。彼は凛と名乗りそして瑛人に会いたかったと告げた。会った覚えのない凛に忘れているのかと問われ、瑛人はひどく戸惑う。何かを忘れている自分、失った記憶の欠片を探そうとする瑛人を阻むものが現れ……。
記憶をどんなに失っても、何度も出会って再び恋をして……
自分をも忘れてしまう受けにそれでも好きだと追い続ける攻めも、
何度出会っても攻めを好きになり記憶の断片を拾い集めようとする受けも、
それぞれに切ないながら互いに相手を想う気持ちが強く伝わってきてぐっとくる。
……んだけど。
どうして忘れてしまうのか云々という肝心の設定に突き詰め感なくてもやもや。
瑛人の記憶を消してしまわなければならない理由をもっとがつん!とくるものにしないと
二人が運命の相手だって強く求め合うのもふわーってしたものになってしまう。
瑛人が凛のことを思い出そうとすると『赤』のイメージがつきまとう理由も
あんなあっさり説明しただけで終わらせてしまって……びっくりしたわ。
なんつーか……
鍵を握っているキリエの書き込みが中途半端なのかと。
何したかったんだろうこの人……
「あいつが何を考えているのか、俺にもよくわからないよ」
激しく同意。。。
あと……
獣設定必要だったのかな?もやもや。
2012-04-13 23:03
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