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唇にキス 舌の上に愛  愛と混乱のレストラン(3) [BL小説 高遠琉加]


唇にキス 舌の上に愛―愛と混乱のレストラン〈3〉 (二見シャレード文庫 た 2-13)

唇にキス 舌の上に愛―愛と混乱のレストラン〈3〉 (二見シャレード文庫 た 2-13)

  • 作者: 高遠 琉加
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2009/04/23
  • メディア: 文庫


高遠琉加 著。

受(鷺沼理人):フランス料理店支配人
攻(久我修司):フランス料理シェフ

ル・ジャルダン・デ・レーヴの支配人から本社へ異動になった理人は、叶のもとで働いていた。ゴルドが手に入る目算が見えたにも関わらず、理人の心は晴れなかった。さらにゴルドを手中にすればル・ジャルダン・デ・レーヴは閉鎖すると聞き……。


愛と混乱のレストランシリーズ、最終巻。
前回、修司の目の前で叶に攫われた理人は職場にまで顔を出さなくなってしまう。
焦れる修司。
理人は理人で強制的でさえあったまかない料理も食べなくなり、一層食事に気を使わなくなるばかり。

さらに理人はずっと自分のいる場を与えてくれていた叶に甘えられなくなり、
さらにずっと手に入れたかったゴルドを目の前にして疑問を呈するようになる。


自分は何が欲しかったんだろう?


レストランの支配人として一番なくてなならない食への興味が全くなかった理人が、
修司の料理を食べて涙するとこは泣けた……。
理人に自分の作る料理でそう思わせたかった修司。良かったなー(´Д⊂ヽ

修司のこの言葉、良かった。最後の締めみたいなもんなんで反転。


「なあ。人間は愛とメシでできてるんだぜ?」
(中略)
「俺なら一石二鳥で、お徳だろ?」


あたたかくなれる良い話だった。
満足(・∀・)ノ

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