酔いどれ金魚と野獣 [BL小説 中原一也]
中原一也 著。
受(門脇一広):ショットバーのマスター
攻(今井誠一):彫師
「彫らせてくれよ」……おまえの背中に惚れたと言っては毎日門脇の店に通ってくる今井。今井は腕利きの彫師で彼に彫ってもらいたいという客はごまんといた。今井に取り入るため門脇の店は893で溢れかえり、営業妨害もはなはだしかった。そんな門脇の前にいわくのある幼馴染が現れ……。
門脇は、女にだらしがなくってそれが原因で前途ある幼馴染の将来をダメにしてしまい、後悔から酒に溺れアル中になったが、今は更生して店を構えてる……そんな男。堅物なように見えて、実はダメ男なんだーってのがこの話のポイントだと思うんだが、イマイチそのダメさが伝わってこない。
文章では女にだらしがなくってーと延々とうるさいくらいに書いてるんだが、キャラ自身はそんな風に動いてないし、その逆で今井をきっぱり拒絶してるから堅物な印象を受けるのだよ。
……そのギャップに困った(;´Д`)
キャラが生きてないっていうのかな。
門脇がなんとも中途半端なキャラでしかないので、強引に攻めてくる今井もボケてしまう。
こんなダメな受けにはこのくらいの攻めじゃないとね(・∀・)ニヤニヤ
という話にしたいんだろうけど……ちょっと上手くいってない気がするよ。
北上さんのイラストが色っぽかった。
エロシーンの構図が美し(・∀・)イイ!!
2009-07-29 00:33
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