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カレと48時間逃亡するCD「クリミナーレ! 」Vol.4 キアーヴェ [乙女&ドラマCD&他]


カレと48時間逃亡するCD「クリミナーレ! 」Vol.4 キアーヴェ CV.鳥海浩輔

カレと48時間逃亡するCD「クリミナーレ! 」Vol.4 キアーヴェ CV.鳥海浩輔

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rejet
  • 発売日: 2015/01/28
  • メディア: CD


キアーヴェ:鳥海浩輔

クリミナーレシリーズ

マフィアのボスが死に、組織内での後継者指名問題、他組織からの圧力と問題山積みの中で、
実はファーザーの娘だった「私」が突然に攫われ、そして攫った相手と手錠に繋がれて逃げる、
という根本設定は同じ。

逃げ方やその内容が相手の性格で変わっていくのだけれど。。。
このキアーヴェという男は語りかけ系で書くには難しいんでないかな?と思った。

例えが上手くないけれど、vol.2のルチアは道が真っ直ぐなのに対し、
キアーヴェはぐねぐね曲がっているそんな感じ。
ちょっとわかりにくい性格してて、48時間で恋に落ちるの難しい。

というか、一方的語りでは情報を伝えるのにも限界があるし、
それ故に書き切れなかった部分を多く感じたシナリオだった。

以下ネタバレなので注意してください。







キアーヴェはアンフィスバエナの一員ではあるけれどスパイとして反対勢力側に潜んでいる。
だから最初は殺される勢いで脅されて、その後に実はスパイで君の味方だよ、
て優しい声で慰められるんだけど、しかししかしさらに実は……で、
アンフィスバエナも良く思ってないからやっぱり殺すねって言われる。


(゚∀゚)・・・


こいつ、二重人格設定なのでは??!!!??!????!?
……と、途中までかなり本気でそう思って聴いていた。

信じ込ませたり、騙してきたり、コロコロコロコロ態度を変えてくるので、
何を信じていいのかこの男のどこに寄りかかっていいのかわからない。
女の子も動かないので、それなのにいきなり素直に優しく包み込んであげてて
へええ……て感じ。

この辺りの二人の気持ちの動き方が、語りかけでは限界あった。
キアーヴェが複雑なだけに、二人が会話でもっとバンバンやり合わないと心は近づかないと思うし、
女の子が何をも包みこむ聖母のような心の持ち主でもいいけれどそれも無言では表現し難い。

この二人の心情の移り変わりをちゃんと書いたら2枚組でも尺足らないのでは?と思ったので、
男の性格を複雑にするのも考えものだなあ……。

あと、敵側にも追われアンフィスバエナにも追われ、絶体絶命……!
てなるけど、私だったらアンフィスバエナに行くよ。
手錠引きずってでも行くよ。どう考えてもそっちが安全だもの。
と思ってしまって、逃げてる意味が……

最後のやっつけ感もひどい。
ううう~ん、つまらなかったわけではないだけに色々惜しいのが勿体ない!

タグ:鳥海浩輔
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