咎人のくちづけ [BL小説 夜光花]
夜光花 著。
受(ルイ):見習い魔術師
攻(ハッサン):セントダイナ第二王子
ルイが言いつけられた仕事は隣国セントダイナの第二王子で罪人として国を追われたハッサン王子。警戒をみせていたハッサンも空気のように物静かに仕えるルイに次第に心を開いていく。セントダイナではハッサンの兄であるトネルが暴君として君臨しており、内乱を起こす機を得たハッサンは先に連絡係としてルイをセントダイナに送るが……。
主要人物は違えども、話としては『あかつきの塔の魔術師』のその後。
セントダイナ国で起こっている皇位継承問題がメイン。
つか『あかつき~』でハッサンが出てたことすっかり忘れ(;・∀・))))
世界繋がっている三部作。
『蒼穹の剣士と漆黒の騎士』→『あかつきの塔の魔術師』→本作と読むのがオススメです(・∀・)ノ
メインの話は兄弟間で起こる継承争い。
国を正常にしたい人々、争いがどう転ぶか様子見の隣国。
特にサントリムのレブラント女王が相変わらず腹黒くてカッコイイ……
レニーも相変わらずだし……
さらりと書いてるけどこの辺り、指導者が表には出さない黒さがあってイイ。
暴君の兄に反逆するハッサンも良かったし、
それを助ける人々、邪魔をする人々、
いろんなことが交差しながらで面白かった。
ただ残念なのが、ハッサンとルイのイイカンジになるまでの過程や関係が薄く感じる。
ルイが感情を露わにしないタイプだから余計。。。
二人が惹かれ合う過程に不自然さはないだけに、もうちょっと盛り上がりが欲しかった。
これでファンタジー三部作は終わり。
え???(・∀・)???
あ、あのレブラント女王が;;;;;;;;;
今度はサントリムに嵐起こりそうじゃないですか終わっちゃうの;;;;;;;;;
2014-01-02 23:27
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