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神花異聞 [BL小説 夜光花]


神花異聞 (SHYノベルス305)

神花異聞 (SHYノベルス305)

  • 作者: 夜光 花
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2013/05/31
  • メディア: 新書


夜光花 著。

受(三門泰正):兄
攻(三門衛):弟

衛の思いを受け入れ弟と身体を繋ぐ関係になった泰正だったが、そのことを幼なじみに知られてしまう。上手く誤魔化せず深刻になる友人に不安になるが、そのうちに衛が何者かに怪我を負わされてしまう。村に戻ってきた衛と過ごす泰正は、祭りの最中にあることを知らされて……。


鬼花異聞』の続き。
前作はどこかしら薄ら寒かった雰囲気が……



一掃されとる( ^ω^ )



あれ?!
妖怪たち、かわいくなってる……なんか全体的にほのぼのしてるーーーー!!!
なんかびっくりするほど家族愛な話で思わず泣いて読んでた・・・
攻め・・・( ^ω^ )

以下ネタバレ感想なので未読の方、ご注意ください。













家族愛にあふれた話だった。
泰正がとても家族を大事にしていること。その家族が本物じゃなかったこと。
ひどく傷ついて山に帰り境界を越えてしまった泰正と、その泰正を必死に探す家族。
切なくて切なくて。泰正の周りに集まる烈火やべーやん、長峰の存在に癒されて、
また家族となった三門家に泣いた……。面白かった……。





攻めどこいった……。。。





そう!これBLじゃなくてイイネ!BLじゃない方がイイw
攻め、結局空廻ったまま終わったな…。ちゃんと結ばれてるけど。
……ちゃんと結ばれてるのかコレ。
泰正はやっぱり家族以上の気持ちを衛には持ってないと思うー。

ていうか泰正にとっては 『家族』 であることが最高の愛情なのかもしれない。
泰正の愛されたい欲求は他人からといより家族から、なんだよなあ。
最初のつまずきがそれで、それに強く囚われているから、家族に愛されたいわけで……。
だから恋人=弟というのは泰正にとって最高に理想的な伴侶なのかな。

最後の、泰正がどうしてああなのか、ていうくだりはもうちょっと補足欲しかった。
山神と実母のあたりも。
そこが一番大事だから、ちょっと駆け足気味なのが残念だった。


前作読んだあとに花シリーズ再読したんだけど、
これから隣村であんなこと起こる(起こってる)のかと思うと雰囲気全然違くて思わず吹くw
赤い花食べ過ぎると鬼になるのか……確かにあの鬼はおそろしかっ……た……


なんだかんだ言いつつも面白かった(・∀・)ノ
長峰さんの話も楽しみー!

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