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mother [BL小説 丸木文華]


mother (花丸文庫BLACK マ 2-4)

mother (花丸文庫BLACK マ 2-4)

  • 作者: 丸木文華
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2013/01/22
  • メディア: 文庫


丸木文華 著。

受(佐藤真治):大学生
攻(塚越祐紀):大学生

天使といわれるほど綺麗で天真爛漫だった真治は高校最後の冬にレイプされ人間不信に陥ってしまう。引きこもりだった自分をなんとか建て直し大学に通っていた真治にその時の写真が送られる。再び暗闇に落ちた真治に親身になってくれたのは高校時代からの親友塚越だった。全てを話し塚越に依存するほど心を許した真治は、レイプで覚えてしまった淫らな体をも塚越に許し……。


久しぶりに文華さんらしい話だった・゜・(ノД`)・゜・
明るいライトな話もいいけど、やっぱこういう話こそ文華さん!ヤンデルヤンデル!
はあ……読後満足感にめっちゃ包まれた。

これ、文華さんもあとがきに書いてるんだけど、ある意味出オチで(笑)、
でもそこにいたる過程や最後のくだりはほんとにゾワゾワーってしてですね……
ちょっとでも読んでみようかなーて思ってる人にはまっさらで読んで欲しいのです。個人的に。

なので、以下はたたみます。
軽くネタバレでも構わないって方のみお読み下さい。







レイプ犯なんてあれだろ( ^ω^ )
なかんじなんだけど、真治がそこに至るまでの、

じわじわ…じわじわ……

感がたまらないーーーー!
ひたひたと小さく足音をたてて忍び寄ってくる狂気。
決して隠してはいないんだよね。。。

この攻め、私にとっては『あなたに赤い花を』くらいに怖い攻めだった。
狡猾な上に腹黒執着……。表面に現れない狂気。
真治が塚越にひた隠して黙って行った高校の同級会。
駅前で待ってた塚越の

「同級会、楽しかったか」

はまじ肝が冷えた……。
ここを挿絵に指定した方GJ…!門地さんの挿絵がまたすっと背筋凍る……。
ここから一気に真相へなだれ込むのだけど、その内容とそして終着点にもう……!


motherなるほどーーーーーーーー!!!!!(((( ;゜Д゜)))


塚越の、
「お前に体の中のもん、触ってもらえたじゃん」
という言い回しを始め、今回のこの話の中では、一見なんでもない風な静かやり取りなのに
神経がザワッとして落ち着かない……そういうところ多かったなー。
ほんとにひたひたと小さな足音たてて恐怖が歩み寄ってくる、そんな感じだった。


最後はハピエン。ゲームでいえば2通りあるハピエンのBADハピエン。
あーでもこの二人はこれで幸せなんだよな!ハピエンだな!
塚越コノヤロってなってたら最後は……( ^ω^ )
たまらんよおおおお!


すごくすごく満足した。
門地さんのイラストもえらくエロくて良かったー!
満足(・∀・)ノ

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