夢にも逢いみん [BL小説 かわい有美子]
かわい有美子 著。
受(清暁親王):桂の宮
攻(藤原尉惟):左大臣家長男
父帝に東宮にと遺言されながら右大臣家の策略によりそれを果たされることなく桂に住んでいた幼い清暁親王は尉惟により左大臣家に居を移した。桂の宮と呼ばれ自分を愛おしみ育ててくれる尉惟にいつしか宮は恋心を抱いていた。遅めの元服も果たし尉惟の妹を妻に娶った桂の宮だが尉惟への想いは日ごと募っていく。尉惟と肌を合わせてもその想いはますます強くなるばかりで……。
よくある主従モノかと思いきや・・・
(*゜∀゜)=3ムッハー
予想をいい意味で覆された!
桂の宮は尉惟にとって若紫のごとく自分が育てたようなものだけど、
位としては桂の宮が上なので。。。
宮が迫ったときに主従モノっぽく
「宮様……いけませぬ」
とか……言わなかったYO!がばっといったよ!最高ーーーー!
その上、尉惟の桂の宮への執着がめっちゃ(・∀・)イイ!!
桂の宮を雁字搦めにするため、自分の妹を桂の宮に嫁がせ&桂の宮の姉の降嫁願って実現させて。
血による雁字搦め……!この時代に合ってて凄くいいよーいいよーゴロンゴロン
そんな尉惟に対する桂の宮も、庇護対象でありながら唯々諾々とはならない、
秘めた情熱と妖しい美しさと妖艶さを滲ませて(・∀・)イイ!!
尉惟による雁字搦めが返って桂の宮には婚姻という辛い仕打ちとなっていて、
そのせいで弱くなって闇まで引き寄せてしまって……
一番近くにいながらいつの間にか気持ちが少しずつ離れてしまっていた二人。
相手を想い過ぎて感情どろどろどろどろどろどろどろどろ(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ
執着×執着イイ!たまらん……!
互いの婚姻や東宮につくまでなど、時代背景と二人の関係がいい感じで書かれてた。
基本平安だけどちょっと中国も入ってるよなぁ……て、あっ幻の国じぱんぐねふぁんたじーねw
面白かったー!満足(・∀・)ノ
2013-01-06 22:08
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0