セカンド・セレナーデ [BL小説 木原音瀬]
木原音瀬 著。
攻(掛原進):大学生
受(橋本道也):大手商社のリーマン
ずっと片思いだった相手に振られた掛川は、立ち寄ったバーで出会った見知らぬ男を追いかけ関係を持った。誰でも良かった。優しい人だったら自分勝手な理由で抱くなど罪悪感でいたたまれないが、橋本のように嫌な男だったら利用してもいいと思った掛川だったが……。
この話の前に『水のナイフ』て話がある。
口説こうと思った美人な女子が先生(砂原)を好きなことを知り、焦った明智は「大友(女子の名前)が告白するかもしれないけど断って欲しい。なぜなら俺があなたを好きだから」と咄嗟に嘘をつく。さらに「彼女の思いを受け入れたら死にますからね^^」とダメ押し。この後も彼女が告白してきても砂原が受け入れないように明智の執拗な好きです攻撃が始まるんだが……
な ん だ こ の 高 校 生 ( ゜д゜)ポカーン
だったよ。なにその深謀遠慮。おそろしいorz
いろいろあるうちに落ち着く二人。
セカンド・セレナーデは、その明智の友人で砂原が好きだった掛川が主人公になる。
『水のナイフ』では爽やかなかんじの好青年だったのに、セカンド~になったとたん、いきなり暗く怖い奴に変貌してビビッた。
橋本も愚痴と悪口しか言わない嫌な奴だが、掛川も相当だ。
2つの話とも、互いに【最低・嫌な奴】と底辺まで感情が下がって……。
……底辺まで落ちるその落ち方が木原さんらしく相当痛かった(´∀`;)
2010-06-08 23:56
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