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かくりよの花 [BL小説 夜光花]


かくりよの花 (SHYノベルス308)

かくりよの花 (SHYノベルス308)

  • 作者: 夜光 花
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2013/08/30
  • メディア: 新書


夜光花 著。

受(長峰将):編集者
攻(長峰幸司):樹木医

将には一つ下の弟、幸司がいる。同じ養護施設にいた二人は現在の養父母に引き取られたことで兄弟となった。霊の見える将を助けるのが幸司だと養母の言う通り、小さい頃から将は幸司に助けられてきた。しかし幸司の自分への執着に気づき疎遠となった今、幸司が自分の親を探すと言い始める。唯一の手がかりである赤い花を頼りに鬼沢村へ向かった将だったが……。


『鬼花異聞』『神花異聞』で衛の編集者であり泰正を助けてくれた長峰の話。
スピンではあるけれど、これは『堕ちる花』『姦淫の花』『闇の花』から続くシリーズの集大成だったので、単体で読むよりは全作通して読んだ方が楽しめるかなぁと個人的には思います。

いやもう。。。
花シリーズこういう怖さだったよな、と。

一番恐いのは幽霊でも妖怪でもなく人間。
鬼沢村の長年続くドロドロっぷりは閉じられた世界な田舎感たっぷり。
鬼沢村出身者じゃないのにそれに巻き込まれて心身共に被害に遭いまくる長峰っち。。。

ぎゃーーーーその先には行っちゃダメえええええ!!!!!!
……と前作読んでるとわかるだけに途中先が怖すぎて読めなくなった;;;

本作の兄弟二人の関係と鬼沢村の話がリンクして、
最終的にはシリーズ全体のまとめにもなっててヤーーーーー凄かった。面白かった。

兄弟シリーズでありながら、この二人は兄弟じゃない。
けれど二人が一緒に引き取られ兄弟になったことが重要であって、
兄弟モノとして読むと展開違うってなるかもだけど二人が「兄弟」であることには意味があった。
二人の絆は特殊。二人を引き取って兄弟としたお母さん凄いなぁ。。。

長峰さんも前作では爽やか好青年だったけど、
本当の長峰さんが見れてそこも含めて長峰さん好きだ~。


集大成だけあって、ほぼ全キャスト集合。
泰正はいるだけでほっとするな……あの子、マジ神の子;;;


面白かったー。
またSHYでがっつり書いて欲しいな。次作も楽しみ。
満足(・∀・)ノ

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