禁忌 [BL小説 愁堂れな]
愁堂れな 著。
受(中条芳):小説家の卵
攻(西邑慶):元若頭
文豪の愛人として十年以上過ごしてきた芳は自分の小説を盗用されたことで離れることを決意した。傷ついた芳を同期で友人である園池は自分の別荘で静養するよう勧める。そこで過ごしていた芳はある日、重傷を負った西邑を助ける。初めて会った時から西邑に無性に惹かれてしまう芳だったが……。
題名からして受けと攻めの関係性はバレバレなのだから、
二人の関係性の謎を引っ張るのではなくて、禁忌だからこその葛藤とか
園池との三角関係とかそっちを期待しちゃったなあ。。。
題名がそのままな割りに表紙絵が雰囲気も相俟って薄暗い雰囲気漂っててとてもいいのに、
蓋をあけてみれば園池は非常に物分りのいい当て馬で終わったし、兄弟間の葛藤もなかった。
ああ、攻めの方はあったか。
兄弟と気づいていた攻めが決して繋がろうとしなかったエチはなかなか色っぽくて良かった。
つか、両親の離婚で幼少時に生き別れた兄弟が偶然出会うにしたって
偶然すぎてそんなバカな!状態。。。
園池がオマイラ兄弟だよてわかるのももっと劇的にできるだろうに。
珍しく一人称じゃない文章は読みやすかった。
でも内容はいつものごとくアッサリでござる……。
2012-09-29 22:59
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