Blue Rose [BL小説 榎田尤利]
榎田尤利 著。
受(百瀬青):男娼
看板のないバーFILAMENTでは花を買うことができる。その中でも一番高価な青薔薇を送られた高瀬はその青薔薇である青と1週間過ごすこととなる。身体も込みだが、身体ではなく愛を売るという青に高瀬は……。
愛を売る青年て……
売ってねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーYO!
(;´Д`)ハァ
青は愛を売る青年ではなく、愛を探し求めている子供です。。。
率直な感想を言ってしまえば、私はこれ読んでてちっとも楽しくありませんでした。
以下ネタバレ酷評で語りますので嫌な方はここで読むのを終わりにして下さい。
これ相当痛い……。
主人公である青は愛を売りながらも一番愛に飢えてるのが青自身。
過去に何かしらあって心にぽっかり空いた愛を探し求めている――
そう匂わせながら、青自身がかなり危うくて、傷に傷を上乗せしていくから少しも心休まらない。
最後にその原因であり青が一番愛している男、養父と再会、結ばれるのかと思いきや……
コカインを吸引してのセックス、ラリッた愛する男からこぼれる言葉は自分の母親の名前。
な ん だ こ れ (;´Д`)
そして刃傷沙汰ですよ。
丸く収まるものの、もうなんだかなんだか……もういいよ。。。
特に誰とくっつくわけでもなく終わり。
書き下ろしの「Weeds」でずっと友人として側にいたトオルとくっつくんだけど、
これはとってつけた感が強くて心から良かったね、とは思えない。
というか、トオル自身はずっと 友 人 という立場を貫いていたのに。
「Weeds」の展開はどうにも腑に落ちない。
本編中のトオルの性格からも青ができない、地に足をつけ結婚し子を作る、
それがトオルだと思うんだけど。
愛を売る男娼ということで高瀬と他二人の男と関係を持つ話も、青自身の話も、
全体的にずっと痛い展開で最後も納得できないまま終わって気分良くない。
ぶっちゃけ読まなければ良かったとさえ思ってる。。。
鬱展開もブラックな話も好きだけど、榎田さんの書くこの手は自分には合わない。
萌えが全くみつけられない(;´Д`)ハァ
しばらく榎田作品読みたくない……いまそんな気分。
2012-08-12 22:59
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