運命はすべて、なるようになる(上) [BL小説 五百香ノエル]
運命はすべて、なるようになる(上) (HollyNOVELS)
- 作者: 五百香 ノエル
- 出版社/メーカー: 蒼竜社
- 発売日: 2010/07/23
- メディア: 新書
五百香ノエル 著。
檜垣瑛輝:プロテニスプレイヤーで高級男娼
ローレンス・フリード・ワーグナー:テニス界の帝王
ジュリアン・ニコール・アイユレ:ワーグナーの愛弟子
男娼としてパトロンを持ちプロテニススプレイヤーとして数々の試合に臨む瑛輝。彼の目標はテニスを始めたきっかけでもある帝王ワーグナーへの挑戦だが、ワーグナーとの関係は最悪のものだった。敬虔なクリスチャンであるワーグナーにとって瑛輝の生き方は忌むべきものだった。だが瑛輝はワーグナーに拒否されるたびに食って掛かり……。
なんとはなしに手に取ったんだけど、これが面白い!一気に読んでしまった。
十歳のときに女衒に売られ香港で男娼に躾けられた瑛輝。
幼い頃に相当な辛酸をなめて男娼として躾けさせられるんだけど、そんな瑛輝がある時ふと見たワーグナーの姿にテニスを始めるようになって彼を目標としていくんだけど。。。
ファンです、とか、あなたを見てプロを目指しました、とかありきたりなことは言いたくない。
そんな思いから自虐的に敬虔なカトリック信者であるワーグナーに自分が男娼をしていることをほのめかしてみたり、ライバル視されるようにあれこれしてみる瑛輝。
彼に特別だと思ってもらいたい……!
という思いが恋だと気づかないのね。。。
気づいてもいけないの、高級男娼だから。
4人のパトロンを持つ瑛輝にとって「特別な存在」っていうのは、いてはいけないものだから。
瑛輝自身、感情面が育ってないから気づいてないっていうのと、元締めである女衒の制裁を恐れて無意識に気づかないようにしてるっていうのがあって、もう……泣ける(´Д⊂ヽ
ワーグナーはワーグナーで妻もいるし、敬虔なカトリック信者なだけにゲイは忌むべきもの。
なにかと食って掛かってくる瑛輝に困惑しつつも惹かれていることを一切認めないの!
拒否拒否拒否!
だけど……。
下巻に続く前にしばしの平安があるんだけど、あちこちで評判見ちゃったからそれが一時的なのを知ってるだけに切ないよ(T∀T)
つか……下巻。表紙とか帯やあらすじでネタバレばしばしなんすけどー(T∀T)
でもそこまでの過程が気になる気になる!
視点がいきなり変わるのが戸惑うけど(笑)、それを差し引いてもグイグイ引きこまれる。
早速下巻を読むよ(・∀・)ノ
運命はすべて、なるようになる(下) (HollyNOVELS)
- 作者: 五百香 ノエル
- 出版社/メーカー: 蒼竜社
- 発売日: 2010/08/27
- メディア: 新書
2010-09-05 23:29
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