世界の果てで待っていて～天使の傷痕～

2007年5月発売CD【△図書カード付】世界の果てで待っていて 〜天使の傷痕〜

• ショップ: 中央書店コミコミスタジオ
• 価格: 3,150 円

高遠琉加　原作。
黒澤統一郎：黒田崇矢、櫂谷雪人：鳥海浩輔、葉室奏：坂巻亮祐、葉室律：下和田裕貴、水田透：内田大加宏


黒田　×　鳥海


原作未読。
いやー。この主人公二人の関係が、友情以上のもので結ばれていて、でも恋人ってわけでもなく、
その境界があやふやなとこで立ってる男二人ってかんじが凄くイイ。
行方不明の弟・律を探して欲しいと頼んでくる奏に、探偵の黒澤は刑事である櫂谷を巻き込む。
当然難色を示す奏。そこで黒澤が

　「一番信用できる人間を一人だけ選べと言われたら櫂谷を選ぶ」

とさらりと言うんだけど、これって凄い台詞だよなぁ。
そう簡単に言えないよ。

そんなかんじで【過去になんかあったらしい】雰囲気が漂うが、二人の関係はいたって友情からはみ出ない。
つか、すごい深い部分で友情というものを超えて結ばれてる感さえ漂う。
双子の奏と律、律と行動を共にしてる水田の関係も絡めて、二人に過去何があったかが語られるんだけど…。
これは容赦なく重くて悲しい。
だから二人が関係を持つのも、甘い雰囲気では全然ない。


でもね……。
凄く良かった。。。
悲しみに堕ちていく黒澤を、支えるように共に堕ちていく櫂谷は、本当に色っぽかった。
悲しみと切なさとがごちゃまぜになる中、二人の間で交錯する愛情はなんなんだろう……。
かすかに見える愛情に縋りつくような二人がほんとに良かったよ……。

そんな主人公二人に、黒田さんも鳥さんもピッタリだったよー！
８９３じゃない黒田さんの囁きはホントに甘くて危険……（笑）


１枚に収めてるのでところどころ説明が物足りなく思う場面があったけれども、
わからないというほどでもなく、聞き応えある１枚だった。
こういう丁寧な作りするのがサイバーだった。
エロ薄めだけど……(･∀･)
在庫処分で買ってる身で言うのもなんだけど、残念だわホント。


満足です！

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