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執事と麗しの君 [BL小説 妃川螢]


執事と麗しの君 (リンクスロマンス)

執事と麗しの君 (リンクスロマンス)

  • 作者: 妃川 螢
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2009/09
  • メディア: 単行本


妃川螢 著。

受(キース・マクアート):アイルランド系イギリス人
攻(ウィリアム・ギスカール):ブラッドフォード伯爵家執事

ブラッドフォード伯爵の血を引くも故あって母親と二人暮しだったキースには、幼い頃からウィリアムが仕えるように側にいた。やっと母親が伯爵家に嫁ぐことになりキースもブラッドフォードを名乗るよう望まれたが、父親への反発からキースは日本へと逃げる。キースを追ってきたウィルは嫌がる彼に伯爵を継がせるよう画策し……。


身分違いのため結婚を許されなかった母親と育ったキース。
……つまり庶民として育ったんだよな?
なのにこの坊ちゃんはやることなすこと貴族然としてる。
逃亡先は日本。しかもホテル住まい(しかもスイート)。
お金を使うことに躊躇ありません。
さらに人に仕えさせるのにも、何のためらいもない。

えー。まさか血のなせるワザとかいうんじゃ。。。
って、おまえの仕業か!(;゜∀゜)ノ ウィル!

ウィルはキースが小さい頃から、伯爵に命ぜられてキースに仕えていたのです。甘やかし……いやキースを幼少から貴族として彼は育てていたんですねー。
それにしても貴族らしい貴族なキースにワロタ。
ホテル住まいも実は彼なりに意味があって、すぐにウィルが迎えに来るだろうと踏んでホテルに滞在してたのに、なかなか来ないわ、だからって今更自分を折ることもできないわ、だったら請求書はウィルに送りつけてやれ(`▽´)でピアノ付きのスイートに移って……なにこの坊ちゃんw
自分の気持ちに素直になれないくせに、ウィルの策略にいつもアッサリ嵌ってしまう、キースが可愛いよ。

伯爵家を継ぐために家同士の結婚に話が進むんだけど……
最後は正直、


( ゜д゜)ポカーン


だったわ。。。
以下ネタバレだからちょっと反転させる。


結婚相手であるエリザベスと彼女に仕えているレスリー(女性)がデキていて、だったら共同戦線を張ろうとキースとエリザベス、ウィリアムとレスリーが結婚。離宮で暮らすも生活は互いに別。ハッピッピ♪で幕


もうホントに意味わからんかった。。。
さらに


レスリー×べスだと思ってたらべス×レスリーだった!Σ(゜Д゜)キース唖然…


とか、ホントどうでもいいよ。。。

全体的に言えるんだけど、この本、ノリが悪い意味で同人っぽい。
作者が楽しんで書いてるのは伝わるんだけど、本人楽しいだけで終わっていると気が……。
上の展開も、シリーズものなので他の作品のキャラが随所で絡んでくるのも、書き方の如何では楽しめる展開だとは思うのよ。けどこの本の場合、ノリで書いているだけで、「他人が読んで楽しむ」とこまで消化されてない気がした。このシリーズが好きー!っていう人は楽しめるかもしれないけど、ここから入った自分としてはこのノリにはついていけなかったよ……(;´Д`)

シリーズものだけど、これ単発で読める。
けど作品世界のノリについていきたかったら、最初から読むほうがいいかもしれない。
つか、このシリーズ全部こんなノリだったらどうしよう。。。


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