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君も知らない邪恋の果てに [BL小説 鈴木あみ]


君も知らない邪恋の果てに (白泉社花丸文庫)

君も知らない邪恋の果てに (白泉社花丸文庫)

  • 作者: 鈴木 あみ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 文庫


鈴木あみ 著。
花降楼シリーズ第一弾

受(長妻蕗苳):実家の旅館が経営危機のため兄に花降楼へ売られる
攻(伊神旺一郎):受けの幼なじみ

非道な兄に遊郭へ売られそうになった蕗苳だが幼なじみの旺一郎が一緒に逃げよう!と誘ってくれる。二人は一度は駆け落ちするも結局蕗苳は吉原へと行く。いよいよ水揚げの日、あの日別れたきりの旺一郎が現れて……。


ちとネタばれするが、

 変態警察キャリアに水揚げ→途中で逃げる→折檻→再・水揚げ。相手は攻めに→
 やりまくり→攻めによって身請け

あまりの速攻展開に( ゚д゚)ハァ?!と拍子抜け。
つか遊郭入って他の男と性交渉なしに、想い人の攻めが最初で最後の人ってさぁ……。つまんね。
ふつー遊郭モノってさぁ、

見栄えいい当て馬(でも変態)に水揚げされる→虐め抜かれる(当て馬好きし放題)→攻め、客として再登場→もはや汚れた身……素直に心も身体も開けない受け→「淫乱め!」「どれだけここで男を悦ばせてきたんだ」と受けの心を傷つける言葉を吐きながら抱く攻め→なんやかんやあって涙涙の和解

つーのが萌えるんじゃないのかえ?
え?私のM度が高い??
ヽ(´ー`)ノ


花降楼、1作目でなんだけど、全体的に駄目かも。。。
このシリーズ、設定を現代にする必要性ってどこにあるのかな?
明治~大正時代の遊郭をモデルにしてるっぽいんだが、設定は現代。でも現代である必要性もないし、話にも絡んでくるわけじゃない。なんとなく、遊郭の外の世界の考証がメンドーなだけなんじゃないかとさえ思える。
現代にするならそれだけ納得させる内容が欲しい。

あとこれBLに思えない。
遊郭設定はまんまだしイラストも手伝って受けが女にしか見えない。内容も男である必要がまったくない。
読んでて受けを「女」と思って読んでる自分がいるorz
しかもそれで違和感ないし……。
いくらBLがファンタジーでもそれはナイ。

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