はじめての人のためのBLガイド [雑記]
玄光社 編。
インタビュー目当てで買ってみた。
7人の作家のインタビューは一人6ページ。
BLに出会ったきっかけから作品の生まれた背景まで、
触りから深いところまで聞いてて面白かった。
作家によってはイラストや漫画の、ラフから完成までの過程が載っていた。
これはあまり見られないものなので嬉しかったし良かった。
直筆回答のQ&Aも楽しい。
その他の紹介文や歴史等も良くまとまっている。
初心者は参考になるだろうし、そうじゃなくても読みごたえはある。
ただ思うのが、『漫画編』と銘打った方が良かったのではないかな、ということ。
そう残念に思うほど漫画中心。
BLに精通するという方々のオススメもほぼ漫画。
初心者にとっては漫画の方がとっつきやすいという考えなのか?
編集部が実際どういう考えなのかはわからないけれど、
でも私は小説に対しておざなり感を受けてしまった。
なによりそれを感じたのが、紹介の仕方。
漫画は「ピュア&ほのぼの編」「ラブコメ&ハピエン編」など5つに分けて紹介しているのに対し、
小説は「安心して読める6人の作家」として紹介するのみ。
大体、作品の紹介というものは、選ぶ側も受け取る側も好みが反映されてしまって、
万人が納得するものを上げるのは難しい。
特にBLなんて嗜好が細かいジャンルなのに、
「安心して読める」なんて個人嗜好に依るものでの選別で呆気にとられた。
小説編は出なくてもいいから潔く【漫画編】と打ってくれた方が良かった。。。
と思うくらいには、BL小説も好きな者としてはこの扱いには悲しくなった。
そういえばインタビューも漫画作家だけだ……
インタビューに好き作家がいれば
書下ろしイラストもあるし満足はするかと思う。
2015-09-27 15:21
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