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吉原艶情 [BL小説 沙野風結子]


吉原艶情 (プラチナ文庫)

吉原艶情 (プラチナ文庫)

  • 作者: 沙野 風結子
  • 出版社/メーカー: フランス書院
  • 発売日: 2012/06/11
  • メディア: 文庫


沙野風結子 著。

受(桐守青一郎):特高警察官
攻(翡翠):男花魁

文化的鎖国政策を推し進める国の意向に沿い、桐守は担当地区である吉原で思想犯を取り締まっていた。泥酔してしまったところを男娼である翡翠に解放され快楽を与えられてしまった桐守だが、以降、翡翠を使い吉原に出回っている「鎖の手紙」の捜索を始めた。次第に翡翠に惹かれていた桐守だったが、手紙を出しているのが翡翠だと聞いて……。

うーん……
微妙(;^ω^)

エロも相変わらずたまらんくらいエロいし、
男娼だけど攻めってのも珍しくて面白かった。
受は男前、攻めは年下で意外にわんこでリバってもいいくらい。
艶情=炎上の炎上もそうきたか!と思った。思ったよ。でもさ。

起こっている事件がパラレルにしても中途半端すぎる。
「鎖の手紙」てチェーンメールのことだけど、それと政治思想をかけてるのは良かったんだけど
中盤以降、拷問シーンにばかり力が注がれて、その辺りがないがしろになってしまってて。
そのために二人が解放されるに至る背景や、二人が地獄から抜け出て外で起こっていた
艶情=炎上シーンもさらーっと終わってしまっていてへえ?と思った。。。
ここって一番の盛り上がりシーンじゃないの。。。

拷問というより嗜虐な痛めつけ。
二人とも全裸で死ぬ寸前まで相当痛めつけられるんだけど、
いきなり攻めが三つ揃えの洋装&アスコットタイ締めて受け助けにきたくだりにはポカーンとしたよ。
何事だよ。。。

つか、そこは三田村君の出番だろうが……
三田村君が助けにくるからこそ、外で「何かが起こっている」
ということが生きてくるのではないのか???
つか、三田村君の存在って一体。。。

あと炎上も、なるほどー!そうきたか!と思ったものの、
いやいくらパラレルでもそれはないないw と思ったのも事実。。。



うーん。
いいところはある。
でも話の骨格である事件が中途半端な印象拭えなくて、全体的に微妙としか感じられなかった。
沙野さんのパラレル政治絡めた話は個人的に避けた方がいいかもしれん。。。

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