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蛇とワルツ [BL小説 榎田尤利]


蛇とワルツ (SHYノベルズ 236)

蛇とワルツ (SHYノベルズ 236)

  • 作者: 榎田 尤利
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2009/09/26
  • メディア: 新書


榎田尤利 著。

受(仁摩遥英):Pet Loversオーナー
攻(竜巳杏二):蛇

カテゴリー爬虫類に属し蛇である杏二はいささか問題があり仁摩にまわされたペットだった。しかし辞めさせるには惜しい魅力のある杏二に、仁摩は再教育を施すため自分のマンションで一緒に暮らすことになった。扱いにくい杏二に辟易する仁摩。だがあることを境に、杏二の態度がガラリと変わる。心さえ許してしまいそうになる仁摩だが、しかし……。


Pet Loversシリーズ最終作。
今回の主人公はPet Loversのオーナー仁摩。
金持ちなのにワーカーホリック。それは……『孤独』だからじゃないか、と指摘されてしまうような男。
一見攻めに見えるくらい、金持ちで社会的地位も高くてプライド高いのに、実は受けって……

なにそれ(*゚∀゚*)イイ!!

とにかく年下の杏二に振り回される仁摩がイイよ!
再教育する自分の方が立場が上なハズなのに、とにかく生活態度がひどい杏二に振り回されっぱなしの仁摩。それならばマナーも何も知らないだろうから恥かかせてやれ!と高級レストランに誘えば、いつもの姿からは想像できないくらいに素晴らしい身のこなしでソツなくやり過ごす杏二に( ゜д゜)ポカーンとさせられる始末。

そんな風仁摩を翻弄する杏二もめっさカッコ(・∀・)イイ!!
『蛇』なだけあって官能的……(;´Д`)ハァハァ
仁摩が過労で倒れるとガラッと豹変するんだが、それから仁摩を甘やかす杏二がもうもうもう……!(;´Д`)ハァハァ


何故仁摩がPet Loversを経営しているのか。
仁摩自身の孤独とも関わっていてしんみりしたよ(´Д⊂ヽ
その仁摩を包み込むような杏二がまた良かった!

ハラハラ展開もあって読み応えあった。
杏二の印象が最初と最後でガラリと変わるのも面白かったな。
シリーズの中で一番好きだ。満足(・∀・)ノ

Pet Loversシリーズ、面白かった。
『孤独』がテーマだからなかなか切ない話ではあるんだけど、
でもその孤独をそれぞれの形(愛)で救っていくからじんわりくる良い話ばかりだった。
オススメ。

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コメント 2

ゆみぞう

pet loversシリーズ、大好きー!
でもこれは読んでなかった・・・というか知らなかったww

これ、オーナーの話なんですねー!今まで殆ど出てこなかったのに!ここへきて主役!しかも受け!!倍率ドン!更に倍!みたいなかくしだまですねー。うわー、これは読まねば。
志水ゆきさんのイラストがどれもまたステキですよねー。榎田さんいいなぁ~♪

by ゆみぞう (2010-04-28 01:00) 

みつき

ゆみぞうさま

なにこのオーナー!(イイ意味で)

……てなかんじなので読んでみてー。
志水さんのイラストも色っぽくて良かったですよ~。

榎田さんの作品はハズレがないですよねー。
7月には交渉人が2冊同時発売するそう。楽しみすぐる!(≧∀≦)

by みつき (2010-04-29 23:32) 

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