群青に仇花の咲く [BL小説 神奈木智]
神奈木 智 著。
受(佳雨):男花魁
攻(久弥):骨董屋若旦那
売れっ子男花魁の佳雨には馴染み客・久弥がいるが、久弥は半年経った今も佳雨を抱かない。ある日殺人事件が起こり、それに久弥が関わっていることを知った佳雨は……。
某花魁モノに納得がいかず、他作家の花魁モノを読んでみようと手に取った作品。
神奈木さんはキャラも事件もがっつり書いて読み応えある。遊郭モノなのに愛しい男だけに身体を許すってありえないと思うんだよね。佳雨にはちゃんとパトロンもいるし、それに悩んでもいる。やっぱそういう受けのモヤモヤした悩みも花魁モノとしては欠かせない要素だと思う。
二人の仲が簡単にはいかなくってもどかしいのも良かった。
2009-01-25 00:00
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